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終わるか、パルコの泥仕合

2012年3月5日(月)

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Jフロントがパルコ株取得を発表、筆頭株主になる。2年にわたる泥沼の攻防劇にようやく終止符が打たれるのか。怒れる流通大手・イオンの去就が今後の焦点になる。

 約2年続いた泥仕合に、ようやく終止符が打たれるのだろうか。

 ファッションビル大手、パルコの筆頭株主で33.2%の株式を持つ森トラストが、J・フロントリテイリングへの全株売却を発表した。Jフロントによる株の購入価格は1株1100円で、買収総額は約301億円となる。

 泥仕合の端緒は10年以上前にさかのぼる。2001年、パルコと森トラストは資本・業務提携を締結。その後も森トラストは徐々にパルコ株を買い増していたが、2010年にパルコが森トラストによる出資比率引き上げ提案を拒否。返す刀で日本政策投資銀行(DBJ)と資本・業務提携し、森トラストの不興を買った。

 2011年2月にはイオンがパルコの株式12.3%を取得したことが明らかになり、突如として第2位株主に躍り出る。そのまま両社は資本・業務提携を締結。だがイオンは森トラストと共同戦線を張り、パルコ経営陣の刷新を要求して社長の首を挿げ替えた。

 その後、イオンとパルコは提携協議を開始。経営の自主性を守りたいパルコと具体的な提携の果実を引き出したいイオンとの綱引きは第二幕に入っていた。そんな中で、Jフロントによるパルコ株買収が発表された。

微妙に食い違う売却価格

 「パルコ株は、もともとイオンにしか売るつもりはなかった」。森トラスト幹部はこう打ち明ける。今年1月下旬、Jフロントがパルコ株取得を打診してきた際には、森トラスト側が断ったという。

 状況が変わったのは2月上旬。森トラストがイオンにパルコ株の売却を持ちかけたが、イオン側はこれを拒否。その理由をイオン関係者は、「1100円よりも高かった。企業価値に見合わないと判断した」と明かす。ただこの点は、「提示したのはほぼ1100円で、Jフロントへの売却額と変わらない」(森トラスト幹部)と微妙に食い違う。

 いずれにせよ、森トラストはイオンに、“仁義”は切った。その後、Jフロントから正式オファーが来て、森トラストが話に乗った。これが顛末だ。

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「終わるか、パルコの泥仕合」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト