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「超高利回り」で釣ったAIJ

  • 編集委員 田村 賢司

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2012年3月6日(火)

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年金資産約2000億円の大半を消失させたAIJ投資顧問。言葉巧みに資金を集めたが、「超高利回り」には疑問の声も。運用成績向上を求められる厚年基金の苦境につけ込んだ。

 運用開始以来10年間の累積収益率(昨年11月末まで)は245.06%。リーマンショックの直撃を受けた2008年度でも7.45%――。

 約2000億円の企業年金資産の大半を消失させ、社会問題化しているAIJ投資顧問(東京都中央区)が、運用業界の常識では考えにくい好成績をちらつかせながら、企業年金の運用資金を集めていたことが分かった。

 下に掲載したのがAIJが勧誘時に顧客に話していた運用成績。3本のファンドのうち、2002年5月の設定で最も古い「エイム・ミレニアム・ファンド」は、最初の4年間は毎年約15~36%と2ケタの高利回りを上げ続け、以後も7~8%台の好成績。その他の2本も、2005年末設定のファンドで23.36%、2007年末設定のファンドは35.57%の成績を上げた、とうたってきた。

 「どう考えてもあれだけの好成績を出し続けられるというのはおかしい」

 ある大手ヘッジファンドの調査担当者は数年前からAIJの成績に疑問を持ち、複数の単独ヘッジファンドに投資をする運用商品のファンド・オブ・ファンズには採用しなかったという。

 運用はデリバティブ(金融派生商品)を活用するのが特徴。柱のエイム・ミレニアム・ファンドでは、日経平均株価などが上昇しすぎたと見る局面で、コールオプション(一定期間内に一定価格で買う権利)を、逆に下げすぎと判断する局面ではプットオプション(同じく売る権利)を、それぞれ売り建ててオプション料収入を得るという運用手法を取っていると言ってきた。

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