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オバマ対ロムニー、究極の集金戦争

モバイルクレジット端末で、「草の根」資金を総ざらい

  • 加藤 靖子

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2012年3月6日(火)

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 4年前、大統領選挙で草の根の運動を盛り上げて、個人からの小額の資金をかき集めて勝利したバラク・オバマ大統領。

 それから4年が経ち、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)をはじめとした技術がさらに進み、利用者も急増している。その状況を利用して、今年の大統領選挙は「超ハイテク」の資金集めが展開されている。

 前回もオバマ氏は、インターネットやSNSといった新しい手法を次々と駆使して選挙戦を優位に展開したが、今回の選挙では、またもや最新の技術を駆使している。周囲を驚かせたのは、モバイル決済の新サービス「Square」を採用したことだ。共和党予備選を戦っているミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事も、同じくSquareを資金集めに活用すると公にしている。

500円玉ほどのカードリーダーを、スマートフォンかタブレット端末に差し込めば、カードリーダーになるSquare。インターフェイスも美しく、使い心地がいい。

 日本ではSquareは聞き慣れないサービスだろう。スマートフォンやタブレットを、クレジット決済端末に変えてしまうサービスだ。2010年5月から米国で始まったばかりで、ツイッター創業者の一人、ジャック・ドーシー氏が始めたベンチャーとして知られている。

 これまでクレジット決済というと、事業者がクレジット会社に加盟店申請をして、決済用のカードリーダーを購入するなどの手続きを踏まなければならなかった。利用料金や煩雑な手続きが、個人業者がクレジットカード決済を採用するにあたって高い障壁となっていた。

 しかし新興のSquareは、クレジット決済を驚くほど簡単にした。まずアプリストアから無料アプリをダウンロードして、銀行口座を入力しアカウントを作成する。そうするとSquareから専用の小型カードリーダー端末が郵送される。端末をスマートフォンやタブレットのイヤフォンジャックに差し込めば、クレジットカード決済端末として機能するのだ。

Squareはビザ、マスター、ディスカバー、アメリカン・エキスプレスが利用できる。現在のところ利用できるのは米国のみ。

 利用の際は、リーダーでクレジットカードを読み取り、支払い者はスマートフォンの画面上にサインをする。決済終了後、電子メールかSMSで電子領収書を受け取ることができる。現在は米アップルのiPhone、iPad、iPod touch、米グーグルのアンドロイド搭載の携帯端末で利用することができる。

 特に個人業者を中心に集めており、Squareはこれまでリーダーを80万台出荷し、年間20億ドル(約1600億円)の決済を行っている。米国の生活の中でも、タクシーやカフェ、ファーマーズマーケット(農家の野菜直売市場)などで、Squareを利用する店舗が目につくようになってきた。2.75%という手頃な手数料も魅力の一つだ。

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