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LCC就航、脱落エアはどこだ

2012年3月16日(金)

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日系LCC3社が次々とスタートする2012年。既存の航空会社は揺れ、スカイマーク株は半値に下落した。正面から競合する日韓線は、「敗者」を決める消耗戦になる。

 日本初のLCC(格安航空会社)、ピーチ・アビエーションが3月1日に就航した。関西国際空港をベースに、札幌(新千歳空港)、福岡路線を開設。今後は関空~長崎、関空~鹿児島線を飛ばすほか、5月には国際線への参入を予定している。関空とソウル(仁川)や香港、台北(桃園)などを結ぶ計画だ。

ピーチ・アビエーションが就航し、航空戦争が激化する(写真:水野 浩志)

 夏にはLCC2社(ジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパン)が新たに就航する。当面は成田空港を拠点に札幌や福岡、沖縄(那覇)を結ぶが、今後は成田~ソウル(仁川)をはじめとした国際線市場にも乗り込む。

 既存の国内航空会社は、こうした新規LCCの路線戦略を注意深く見つめている。就航路線が重なれば、乗客の争奪戦が起きるのは必至だからだ。

 LCC就航前から、既存の航空会社に大きな影響が出る予兆があった。

 注目はスカイマークだ。1996年の設立以降、大手航空会社より大幅に安い運賃で利用客を獲得してきた。いわば「元祖LCC」。だが新たなLCC3社の報道が続くと、スカイマーク株は下落基調に転じた。昨年9月頭には1300円前後だった株価が、ピーチ・アビエーションが就航した今年3月1日には、700円台前半まで下落している。

国際線就航がターニングポイント

 スカイマークは日系航空会社で唯一、LCC3社との正面対決を挑んでいる。昨年秋からは、成田や関空を拠点とした国内線のチケットを格安で販売し始めた。当初のキャンペーンでは成田~札幌を片道980円で販売。3月下旬から就航する関空~沖縄線も片道780円と破格のキャンペーンを打つ。

 「それでも株価が下がり続けるのは、LCC就航による競争激化を警戒しているから。我々も他人事ではない」とある航空会社幹部は表情を曇らせる。

 熾烈な競争が懸念されているのが日韓路線だ。LCC3社の拠点は成田や関空なので、羽田や伊丹を使う既存航空会社とは、国内線では競合が少ない。「多少の競合はあっても、既存の航空会社が大打撃を受ける可能性は低い」とJTB旅行事業本部・航空政策室の長尾宏明マネージャーは見る。

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「LCC就航、脱落エアはどこだ」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長