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オリンパス、技術回帰の成否

  • 小谷 真幸

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2012年4月4日(水)

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粉飾決算の発覚後、迷走を続けた経営が刷新される。次期社長も決まり、事件後初めて、医療機器の発表会を開催。「技術と製品」で再生すると誓ったが、その行く末は。

オリンパスの笹宏行・次期社長は医療機器の開発や製造、販売に長く携わってきた

 「医療事業の成長なくして、オリンパスの再生はない」。3月21日に開かれた医療機器の新製品発表会の冒頭、オリンパスの次期社長に内定している笹宏行・執行役員はこう強調した。

 粉飾決算の発覚後、同社が医療機器の製品発表会を開くのは初めて。この日は海外市場向けの外科手術器具や消化器内視鏡の3製品が披露された。

 このうち、外科手術に用いるエネルギーデバイス(電気メス)の新製品は、買収時に損失穴埋め工作に利用された英医療機器メーカー、ジャイラスと初めて共同開発したものだ。

 経営の新たな陣容が固まり、精密機器メーカーとして再出発するスタートブロックに、オリンパスはようやく足をかけたと言える。

 同社が公表する2012年3月期の医療事業の売上高見通しは3470億円と、連結売上高の約4割を占める。営業利益の大半も同事業が稼ぎ出しており、同社にとってはまさに「屋台骨」だ。

 競争力のある製品の投入をてこに屋台骨を太くし、経営を立て直す。笹氏は冒頭の挨拶で、「技術を磨きに磨き、より良い製品を提供することでステークホルダー(利害関係者)の信頼を回復したい」とも述べた。

 確かに、同社の高い技術力は再生の大きな支えになりそうだ。

 電気メスの新製品では、血管を熱で固めてふさぐ高周波電流の機能と、患部を切開する超音波振動の機能を世界で初めて1本のメスに統合した。

 現在、外科手術用電気メス市場におけるオリンパスの世界シェアは13%(2011年度)にとどまり、残りの大半を海外の2大メーカーが占めている。シェア拡大を目指すに当たり、手術時間の短縮や患者の負担軽減につながる新製品の機能は強い武器となる。

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