• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「パチンコ王・岡田」が作る美術館

2012年4月13日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

来年春に箱根で開業を目指し、巨大美術館の工事が密かに進んでいる。オーナーはかつて高額納税者番付トップだった岡田和生氏。パチンコやカジノ経営で手にした巨富で、美術界にも旋風を巻き起こすか。

 箱根駅伝の往路最終区で山道を駆け上る最大の難所、神奈川県小涌谷地区。テレビ中継で有名なこの街道沿いに、フェンスを張り巡らせた工事現場がある。周囲は樹木が立ち並び、全貌を視認することが難しい。その謎の巨大建造物は、来年にも完成するという。

箱根で来年春の開館に向けて急ピッチで建設が進む「岡田美術館(仮称)」

 着工は2007年。既に5年が過ぎようとしているが、その間、何が作られるのか厚いベールに包まれてきた。不気味な巨大建造物に、周辺の観光・旅館関係者は恐怖心を抱いていた。

 「巨大リゾートホテルが建って、客が奪われる」。そんな噂が広まったが、ここにきて施設の一端が見えてきて、一転、歓迎ムードが漂っている。

 「岡田美術館」

 2013年春の開業を目指しており、完成すれば日本最大級の民間美術館になる。計画概要によれば、敷地面積9981平方メートル、延べ床面積8931平方メートル、2棟70室と記されている。箱根地区で最大級の美術館「ポーラ美術館」(仙石原、延べ床面積8098平方メートル)を軽く上回る規模となる。東京都港区にある東武鉄道初代社長の根津嘉一郎が建設した「根津美術館」(延べ床面積4014平方メートル)の2倍以上。

 景気低迷と震災で、観光地の地盤沈下や美術館の閉鎖が相次ぐ中で、箱根観光の新たな拠点となり得る期待の巨大美術館となっている。

 だが、1つ思いがけない事実が明らかになった。

ベールを脱いだ謎の巨大施設

 「岡田美術館と聞いた時、てっきりあの岡田さんだと思いました」。ある美術関係者は、箱根美術館やMOA美術館(静岡県熱海市)を手がけた故岡田茂吉氏(世界救世教教祖)を思い浮かべたという。

 だが、それは「岡田」違いだった。

 新美術館のオーナーは、岡田和生氏。 パチンコ・スロット機器製造を手がけるユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ)の会長として産業界にその名が轟いている。米「フォーブス」誌が発表した2011年の個人資産ランキングでは、21億ドル(約1743億円)と推計され、日本人14位となった。1999年の高額納税者番付では全国総合1位に上り詰めた大富豪である。だが、株取引の申告漏れを東京国税局に指摘されるなど、「闇」の部分を指摘されることも少なくない。近年は海外で高級カジノを展開しており、「カジノ王」として知られる。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「「パチンコ王・岡田」が作る美術館」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本全体として若い世代にもっと所得の分配をしていくべきだと思う。

川野 幸夫 ヤオコー 会長