「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」

3回断られたら、もう誘わない。あなたは嫌われている

後輩を誘うときの心得

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2012年4月27日(金)

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 ご相談

 異動も終わり新人も加わり、宴席が増えますが、上司として最近の若者を飲みに誘っていいものやら判断が難しいです。望んでいるのか否かがわかりません。(40代男性)

 遙から

 「3度お誘いして、それでも断られたら、もう誘ってはいけない」

 これは私の尊敬する先輩、木原光知子氏の言葉だ。それが食事であれ遊びであれ、3度の機会を断るということは、どんな事情を理由にしたところで、あなたのことを好きではない、ということ。それを察知すべし。逆に、自分が付き合いを願う人なら、どれほど多忙でも3度に1度は誘いを受けるよう努めるべし。

 確かに。

先輩にとって後輩の本音は闇

 「あなたが嫌いだから行かない」とは絶対言わない。つい「日程が…」とか、「すでに宴席が」とか無難に逃げる。特に先輩や上司からのお誘いにはそうなる。後輩なら「しんどい」とか「寝たい」とか、失礼な本音が言える。先輩という位置は、もうそれだけで、後輩の本音は闇だ。

 かといって後輩からお誘いをいただくことなど滅多にない。やはり相手も気を使うのだろう。そんな中のことだった。

 「私の舞台をもう1度、見に来てくれませんか」

 後輩から私への誘いだった。宝塚歌劇を今回で卒業するという舞台。すでにその日、観劇を終えたばかりの私を再度誘う後輩の言葉だった。

 「もう見たやん」
 「最後の日を、見てほしい」
 「また返事するね」

 …心底迷った。

 ご存知でない読者もおられよう。宝塚の生徒の卒業公演千秋楽というのは、限られた人間のみしか機会のない超、超、プレミアムチケット。垂涎の的になる。

 日程調整以前に、私は逡巡した。

 先輩として図々しくはないか。先輩としてファンに譲るべきではないか。そもそも立派な応援もできなかった私にその権利があるのか。その誘いは後輩の本音か社交辞令か。社交辞令ならその配慮に有難く礼を述べ、遠慮すべきだ。まんま「そーお?」と乗って、迷惑をかけないか。

 自分が先輩の位置に立つと途端に後輩の真意が測りかね、迷った。同じ芸能界といえども宝塚はあまりに異業種で、判断が難しい。

 もし自分が後輩の立場なら、と、考えてみた。

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