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「日本での電子書籍事業開始は年内早期に発表する」

米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEOインタビュー(後編)

2012年5月2日(水)

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 5年振りに来日した米アマゾン・ドット・コムCEO(最高経営責任者)のジェフ・ベゾス氏。インターネットの黎明期に事業を興し、今なお第一線で活躍している限られた経営者の1人だ。今回、ベゾス氏は日経ビジネスのロングインタビューに応じた。
 言葉を慎重に選びながらも、ベゾス氏は時折ジョークも交えながら、自身が掲げる経営理念や日本における電子書籍事業の詳細などについて赤裸々に語ってくれた。その姿は常に安定し、一貫した戦略に基づいている。

米国ではカラー液晶を採用したタブレット端末「キンドル・ファイア」がかなり売れているようですが。好調の理由は何でしょうか?

ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)
1964年、米ニューメキシコ州出身。86年にプリンストン大学を卒業。ウォールストリートの金融機関に勤務後、90年にヘッジファンドに移籍。1994年にシアトルへと移住して、アマゾンの前身となる「Cadabra.com」を設立。1995年にアマゾン・ドット・コムを創業した。現在は民間の宇宙開発企業を設立し、低価格宇宙旅行の実現に力を注ぐ
(写真:的野弘路、以下同)

ベゾス:キンドル・ファイアがただのデバイスではなく、サービスだからです。エンド・ツー・エンドのサービスであることで、ほかのタブレット端末と差別化できています。

 私の個人的な意見ですが、ただデバイスを作っただけで顧客が関心を持つとは思えない。顧客が求めていること、顧客がしようとしていることは何か。書籍を買い、音楽を買い、映画やテレビ番組、アプリを買うことです。そのためにエコシステムを構築し、そのエコシステムにデバイスをシームレスに融合させる。顧客が簡単に見たいコンテンツを買って見られる環境を作るということです。それを実現したのがキンドル・ファイアなのです。

 199ドルという端末価格の安さがセールスポイントかと言われると…、そうですね。この商品は美しいディスプレイを持ち、エコシステムとデバイスがシームレスにつながっているプレミアムな商品ですが、プレミアムではない価格で提供していると思っています。

「タブレットにカメラが必要?いえ、顧客は頭がいい」

キンドル・ファイアを開発する際に,、こだわる機能、もしくはそぎ落とす機能など、どのような判断基準をお持ちだったのでしょう。

ベゾス:例えば、キンドル・ファイアにはカメラ機能がありません。私たちが考えたのは、既にスマートフォンにカメラが搭載されているのに、なぜタブレット端末にカメラが必要なのかということです。

 スマートフォンは常に携帯しています。つまり、いつもカメラを携帯しているわけです。もちろん、人によっては高品質で撮影できるカメラを欲する人もいるでしょうが、タブレット端末のカメラにそれを求める人はいない。

 こうした機能の取捨選択は難しいものです。なぜなら、製品に対するレビューを書き込む人は「カメラあり/なし」といった単純なチェックリストで評価するからです。しかし、顧客は頭がいい。カメラが必要でないことは分かっているし、カメラがついていることで価格が引き上げられてしまうことも知っています。

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「「日本での電子書籍事業開始は年内早期に発表する」」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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