• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

企業業績、急回復に3つの関門

2012年5月8日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

2013年3月期の企業業績は大幅増益が予想されている。天災によるマイナス要因がなくなり円高進行も一服した。ただ、新興国景気の減速など3つの“関門”が待ち構える。

 「米国の(2012年の)自動車市場は1350万台と見ていたが、1430万台ぐらいになるのではないか」(ホンダ)、低燃費の軽自動車「ミライース」の販売台数は「年間12万台としていたが18万台近くに引き上げたい」(ダイハツ工業)――。

 2012年3月期の決算発表を終えた自動車各社からは、揃って強気の声が聞こえてくる。余勢を駆って、2013年3月期には大増産へ突き進む。

決算説明会に臨むNECの遠藤信博社長(左)とホンダの池史彦専務

 ホンダは今期から販売台数の集計方法を見直し持ち分法適用会社による完成車販売を含めた「グループ販売台数」として公表している。同基準で見た通期の4輪車販売は前期比38%増の430万台、2輪は同10%増の1660万台で、ともに過去最高を更新する見通しだ。

 中でも主力の北米市場は強気だ。グループ販売台数を2012年3月期の132万台から174万台へと3割強、増やす。SUV(多目的スポーツ車)「CR-V」が好調を保っているほか、フルモデルチェンジする「アコード」も寄与しそうだ。連結売上高は前期比30%増の10兆3000億円、営業利益は2.7倍の6200億円を計画している。

 ダイハツは2011年度の国内軽自動車の販売台数が、前期比6%増の60万3000台で6年連続の首位を堅持。販売シェアも35.7%と過去最高だ。海外も好調で、インドネシアでは前の期比17%増の14万4000台を販売した。今期も、営業利益は前期比4%増の1200億円と過去最高を更新する勢いだ。

鉄鋼も上向き、不振の電機も回復

 自動車の回復に引っ張られ、鉄鋼業界の業績も上向く。新日本製鉄、JFEホールディングス、住友金属工業の大手3社は、原料価格の交渉がまとまっていないとして2013年3月期の業績予想を公表しなかったが、粗鋼生産量は増加傾向にある。新日鉄は4~6月の生産量が750万~760万トンと、直前四半期比で、2四半期連続の増加を見込む。

 製鉄所での歩留まり向上などコスト圧縮にも注力。JFEの岡田伸一副社長は「前期に700億円だった鉄鋼事業のコスト削減額を今期は1000億円超とし、業績をV字回復させたい」と話す。新日鉄と住金も10月の経営統合で間接費や調達コストの削減余地が生まれ、業績回復が加速しそうだ。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「企業業績、急回復に3つの関門」の著者

張 勇祥

張 勇祥(ちょう・ゆうしょう)

日経ビジネス記者

2012年から日経ビジネスの記者。転々と部署を異動してきた器用貧乏。それでも、何とか中国経済はモノにしたいと願う中年記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

本音と建前が違うことが問題の温床になっている。

川野 幸夫 ヤオコー会長