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繊維、工芸、プロダクト──「日本ブランド」を世界で売る

  • 若井 浩子

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2012年5月21日(月)

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 品質やデザインだけでは「日本ブランド」の価値は高まらない? ブランドを高めるために企業、流通は何をすべきか? 内外市場開拓のためのプロジェクトとそれを支える人々の言葉に答えを探してみた。

 この数年、国内の家具メーカーや製陶産業、農業などを取材してきて感じるのは、もはや既存のシステムの中で漫然と製品、生産物を世に送り出していても先がないということだ。

「365日 Charming Everyday Things」(銀座展)
「365」の日めくり。365点の製品が紹介されている

 安い人件費や大規模な設備投資、為替の優位性を味方につけて成長する諸外国の攻勢の中、国内に製造現場を持つ中小の産業が存続するには、原価に人件費ほか必要経費を乗せた「正当な価格」で勝負する以外にない。

 それによって日本製品は国内でも相応の価格になるだろうし、海外の「高品質低価格の日本製品」に慣れた人々にとってはさらに高価なものになるだろう。しかし勝負できる市場がそこにしかないのなら、「高価な日本製品」で成果を上げなくては……。企業や製品に何が必要なのだろう。

 3月、東京・銀座のギャラリーで、中小の伝統産業企業とブランディングのプロたちによる産業発展のための展示会がふたつ続けて開催された。ひとつは、新潟県主催の県内繊維企業11社が出展した展示会「つもり」展。そして、日本全国の伝統工芸産業149企業(ブランド)のが参加して全365点の日用品を展示した「365日 Charming Everyday Things」(以降略称「365」)が続いた。

プロフェッショナルが企画サポート

 「つもり」展の企画は、大手服飾メーカー等の下請けを主とする企業が、自社企画の新製品でビジネスパートナーや消費者とつながるために企画され、昨年8月に始動した。

「つもり」展会場

 新潟県庁産業振興課の渡辺琢也氏は「B to B 、B to Cの関係が生まれることも重要ですが、参加企業が自ら市場を読み、商品企画し、ブランディングできる『発信する企業』になるための研修として大きな意義がある」と語る。

 そのためプロジェクトメンバーには、プロデューサーにブランディングやマーケティングの著作で知られる川島蓉子氏(伊藤忠ファッションシステム)、ディレクターに日本を代表する若手テキスタイルデザイナーの梶原加奈子氏、伝統工芸産業を現代的な生活文化と結びつけて展開させてきた実績のある美濃部順一郎氏(美濃部巧藝)、ほか数名が選ばれた。

 企画始動から半年間、メンバーは幾度となく現地に足を運び、製造担当者と話し合いを重ねともに新製品を作り上げていった。

クール・ジャパンで海外市場を開拓

 2011年4月、経済産業省は日本の地場産業の海外市場開拓の支援策として、「クール・ジャパン クリエイティブ産業政策(海外プロジェクト)」を発足させた。予算は11億5000万円。同年12月には平成23年度海外推進事業の展開プロジェクトとして13プロジェクトが選定され、それぞれ進行している。

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