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世界は学歴・成績至上主義~「東大」なんて学歴とは言えない

日本企業がグローバルに人材を求めれば、あなたの仕事はなくなるかも?!

2012年5月22日(火)

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 財界でも政府でも「グローバル人材」という言葉が大流行りだ。これはかって流行った「人間力」と同様で、適当な英語の訳が見当たらない。筆者も日本人だから、この言葉の意図するところはだいたい分かっているつもりだ。だが、結論から言うと、「グローバル人材」になるのは難しい。「世界は厳しい」と思う。

 今日のコラムは厳しく聞こえるかもしれないが、現実が厳しいのだから、ご容赦願いたい。

 2011年に日本政府が発表した「グローバル人材育成推進会議の中間まとめ」を通読した。日本の海外留学者数は、2004年には8万2945人だったものが、2009年には6万6838人に減少。米国への留学者数は2000年の4万6497人から2009年の2万4824人へとほぼ半減した。高校生の海外留学も1992年の4487人をピークに、2008年には3190名に減少している。

 留学生の減少は、学生の「内向き志向」が原因とよく言われる。だが、必ずしもそうではない。同調査はその原因をよく浮かび上がらせている、留学を断念した理由を学生に聞くと「帰国後の留年を懸念している」が67.8%。「経済的問題」が48.3%だった(複数回答)。大学の制度から奨学金まで、様々なバックアップ体制が不備なのだ。文科省は留学予算の98%を外国人の受け入れに消化している。日本人の送り出しに割いているのは2億円強にすぎない。

 留学生の減少を受けて、海外で働きたいと思う学生も減少している。2001年には「将来海外で働きたい」という学生は71%で、「働きたいと思わない」が29%だった。それが2010年には、「海外で働きたい」が51%に減少して、「働きたいと思わない」が49%にまで上昇している。

 2010年のTOEFLにおける日本人受験者の平均スコア、は163カ国中135位。アジア30カ国中、27位だった。スイスのビジネススクールIMDが発表した2011年の世界競争力ランキングで、「外国語のスキル」の部門を見ると、日本は59カ国中、58位とブービー。

 減る留学生と低迷する語学力。これが日本の現状だ。

 一方、世界の人材市場で起こっていることを紹介しよう。元グーグル日本法人社長の村上憲郎さんから聞いた話だ。まずは、採用される側に要求されること。

学歴そして成績至上主義が現実

1・世界はあきれるほどの学歴主義
 世界はあからさまな学歴主義だ。学歴と言っても東大とか早稲田とかではない。そういう大学名はよほど日本通の外国人でないと知らないだろう。世界に通用するブランド大学だけが「学歴」である。具体的には、ハーバード、エールなどのアイビーリーグにMIT、スタンフォード、カルテック、バークレー。米国以外ならオックスフォード、ケンブリッジくらいが「学歴」として認められる。

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「世界は学歴・成績至上主義~「東大」なんて学歴とは言えない」の著者

田村 耕太郎

田村 耕太郎(たむら・こうたろう)

前参議院議員

早稲田大学卒業、慶応大学大学院修了(MBA取得)、米デューク大学ロースクール修了(証券規制・会社法専攻)(法学修士号取得)、エール大学大学院修了(国際経済学科及び開発経済学科)経済学修士号。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長