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「貸し借り」がわからない人間とは働けない

ビジネスパートナーを見極める指針

2012年5月25日(金)

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 ご相談

 いつもやってもらって当然の顔をする職場の人に辟易。こっちが頼むとなにかにつけて逃げるくせに、文句や要求だけは人一倍強く、疲れます。どう接すればよいのでしょうか。(20代女性)

 遙から


 今週出会ったベストフレーズ。

 「“貸し借り”がわかる人物かどうか」

 昔からだが、私はなにかにつけて「それは違うやろ」とフツフツと湧き上がる不快感に苛まれることが多い。しかし、この「貸し借り…」のフレーズでそれらの出来事を見直すと、いろんな不快さが整理できることを発見した。

 たとえば私の兄の場合。50代の立派な職業人だが、どうもいろんな場面にズレが見えて仕方がない。

いつもズレている兄の正体

 以前、その兄が緊急手術をした時のことだ。その病院は私の旧知のところだった。

 「おまえの知人のいる病院で手術することになった。よろしく」というメールが兄から来た。

 そこで私は知人の医療関係者に「兄が手術をすることになったからよろしく」と連絡する。

 するとその医療関係者からまた、医療現場に「よろしく」といく。そして執刀医に「よろしく」とつながる。その伝言が手術時のメスに届く、というわけだ。

 人のつながりとはこういう、まるで脳のシナプスが広がるように伝わって届く。脳の構成も社会の構成もそこは似ていると思う。

 手術も無事終わり見舞いもしたが、後日「もうすでに退院している」との連絡が本人からではなく他から私の耳にたまたま入った。

 慌てて、私は最初の窓口の医療関係者にお世話になった感謝を述べる。本来なら退院してすぐに礼を言うものだが、その詫びも入れつつ、執刀医にも礼を言いにいく。

 「よろしく」があれば、「ありがとう」もセットだ。これは小学生で習うコミュニケーションだろう。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「「貸し借り」がわからない人間とは働けない」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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