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仏新大統領、アフガンからの仏軍撤退方針を貫徹

今後はミッテラン流の国益外交を踏襲する

  • 渡邊 啓貴

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2012年5月30日(水)

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 「彼は素晴らしいデビューを飾った」――フランスの新大統領に就任したオランド氏との会談を終えた後オバマ米大統領はこう語った。オランド大統領は5月18日、ワシントンDCのホワイトハウスにオバマ大統領を訪ね、会談した。この週末にキャンプデービットで開かれるG8首脳会議と翌週に開催されるNATO首脳会議の前に、オバマ大統領を表敬訪問した。

 オランド大統領の外交能力はほとんど未知数であった。社会党の第一書記(党代表)を2008年まで11年間務めたキャリアはあるが、国際的な知名度はゼロに近い。何しろ外交経験は皆無、閣僚経験もない党人政治家である。

 オバマ大統領はこの日のオランド大統領との会見で、「チーズバーガーはフリット(仏語のフライドポテト)にとても合いますよ」と、少し含みのあるお愛想のようなジョークを飛ばした。文字通りにとれば、アメリカのハンバーガーとフランス発祥のフライドポテトの相性の良さを指摘して、両国関係の前途をたたえようとした発言だ。

 しかし、そこにはもうひとつ意味があった。オランド大統領が初めてアメリカを訪れたのは1974年、同氏が20歳の学生の時である。目的はアメリカのファーストフードについての研修であった。こんな小さなエピソードをアメリカ大統領が、今になってオランドに思い起こさせたのである。それほどまでアメリカ側は、このフランスからの初めての客人に気を遣った。

 かつてドゴール大統領は、ケネディ大統領の招待になかなか応じなかった。ジョンソン大統領とは意地の張り合いから、ついに相互訪問が実現しなかった。そればかりか、首脳会談は弔問外交を含めてたったの2回であった。

 しかし時代は変わった。就任直後のフランス大統領が、アメリカで開かれる首脳会議に先駆けて、アメリカ大統領を表敬訪問したのである。米仏同盟関係におけるフランスの「対米自立外交」は既に過去のものとなった。

アフガンからの2012年撤退方針を貫く

 しかし頑なまでの自立志向はフランス人気質のひとつである。加えて新しい大統領の気心は知れない。ホワイトハウスでの2国間首脳会議はふつう半時間ほどであるが、この日の米仏会談は70分にも及んだ。

 オバマ大統領の気をもませた最大の問題は、オランド大統領が、アフガニスタンからの年内撤退を公約として掲げていたことである。アメリカは2014年末までの撤退を掲げている。サルコジ前大統領はアメリカのこの方針を了承していた。

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