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パナソニック、「野菜」に挑む

2012年5月31日(木)

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パナソニックが植物工場向け菜園装置の実証実験を始める。家や街中に設置し、自社の関連製品を総合的に売り込む狙い。今後、ソフトウエア面の充実が事業化の成否を分けそうだ。

植物工場向けの菜園装置に、グループの技術を結集させる

 「植物工場は従来の縦割りの発想では実現できなかった有望な分野。早い段階で量産化モデルを決めたい」。パナソニック・ソリューション営業推進部の宮木正俊氏はこう意気込む。

 同社は千葉大学などと共同で、住宅や店舗などに設置する植物工場向けの菜園装置を開発、近く、三井不動産や植物工場ベンチャーのみらい(千葉県松戸市)とともに実証実験を始めて、具体的な事業化の検討に入る考えだ。

 パナソニックが開発したのは、奥行き30cm×横120cm×高さ56cmの完全閉鎖型の菜園装置。ここに、内部の状態を監視する各種センサーやカメラなど、旧パナソニック電工を含む同社グループの技術をふんだんに搭載した。照明には赤と白の2色のLED(発光ダイオード)を組み合わせることで、光合成の効率が高く、かつ植物の緑を際立たせて観賞用にも優れる人工光を実現している。

 同社は、開発した菜園装置を一般家庭やレストラン、学校、自動販売機などで野菜や果物を栽培する「街中植物工場」に応用する狙いだ。実際に量産する装置のサイズや仕様は今後詰めるが、例えば住宅のキッチンに棚のように設置したり、ホテルなどでインテリアのように展示したりする方法が考えられる。

 植物工場の研究開発は、パナソニックが推進する「まるごと」戦略の一環でもある。同社は苦戦するテレビ事業に代わり、「エコ」や「安全」などの分野で自社の製品やサービスを住宅や工場、街の中にトータルに提供する事業モデルを模索中。電力や交通システムなどを効率化する将来の「スマートシティ」構想の中に、今回の植物工場を組み込むことも視野に入れる。

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「パナソニック、「野菜」に挑む」の著者

田中 深一郎

田中 深一郎(たなか・しんいちろう)

日経ビジネス記者

日経新聞科学技術部、証券部を経て、2012年4月より日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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