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株安でも企業価値増す会社は?

時価総額ランキング

2012年6月5日(火)

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株式相場の下落基調を背景に、企業価値を表す株式時価総額の減少が著しい。ただ個別に見ると、好業績期待のある会社などで減り方が限定的なものも少なくない。同じ業種のライバルの間で、企業価値の順位争いがにわかに激しさを増してきた。

 日経平均株価が5月24日、4カ月ぶりに一時8500円を割り込んだ。東証株価指数(TOPIX)に至っては、28日に年初来安値を更新。東京証券取引所第1部全体の時価総額は250兆円を下回り、今年の最低水準に落ち込んだ。

 時価総額を企業ごとに見ると、それぞれで増減の度合いは異なる。時価総額は発行済み株式数と株価を掛け合わせた金額。相場全体が軟調な中で、値動きが相対的に底堅い会社ほど、時価総額の減り方も緩やかになる。

シスメックスがNECを凌駕

 東証1部上場企業の時価総額を今年3月末時点と比較した業種別ランキングを見ると、たとえ同業であっても、企業価値が同じように増えたり減ったりしているわけではないのが分かる。

 競争の激しい業種の1つが電気機器だ。ソニーが38%も時価総額を失うなど、どの会社も減少基調にある。そんな中、減少の度合いが小さい企業がじわじわと順位を上げている。

 躍進ぶりが目立つのは、血液や細胞などを調べる検体検査事業で世界の上位に入るシスメックスだ。3月末の22位から19位に浮上し、NECを抜いた。円高の影響はあったものの、2012年3月期は11期連続で増収増益となり、過去最高益を確保した。

 ファクトリーオートメーションが主力のファナックは時価総額の減少率が9%にとどまり、1位のキヤノンとの幅を縮めた。新興国需要の拡大が見込まれ、投資家には安定銘柄の代表格と見なされている。ファナックは「情報開示姿勢が消極的」として長らく“アナリスト泣かせ”とされてきたが、4月25日の決算発表に稲葉善治社長が珍しく姿を見せたことが話題になった。

自転車シマノが三菱自も抜く

 電機と同様、円高の影響が厳しかった輸出関連の輸送用機器メーカーも時価総額の目減りが相次いだ。上位10位までの順位は変わらなかったが、首位のトヨタ自動車は2月上旬以来の10兆円割れが再び視野に入ってきた。

 苦戦が目立つ自動車メーカーをじわじわと追い上げているのが、燃料を使わない自転車が主力のシマノだ。財政危機が叫ばれる欧州でも販売は好調。マツダに続き、三菱自動車も上回った。

 トヨタ傘下では豊田合成の時価総額が5%減にとどまっている。自動車部品事業が主体だが、昨今の節電意識の高まりから照明向けを中心としたLED(発光ダイオード)事業の先行きに市場参加者の期待が広がっている。

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「株安でも企業価値増す会社は?」の著者

松村 伸二

松村 伸二(まつむら・しんじ)

前日経ビジネス副編集長

日刊紙の日本経済新聞、リアルタイム速報の日経QUICKニュース(NQN)、テレビの日経CNBC、週刊誌の「日経ビジネス」と、日経グループの様々な媒体を渡り歩き、マーケット記事を中心に情報発信を続ける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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