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新旧の「東京ソング」を徹底分析する(前編)

名所を紹介する歌、夜のムードを演出する歌

2012年6月6日(水)

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 去る5月22日、東京スカイツリーが開業しました。東京のランドマークとして久々の“大型新人”の登場です。話題のランドマークが登場すると、その建物を触れた歌が登場するのが世の常。開業したばかりのスカイツリーもその例外ではありません。歌詞検索サービスの「歌ネット」で調べたところ、スカイツリーを歌詞に含む楽曲がすでに9曲も誕生しています。

 さて流行歌・歌謡曲・演歌・J-POPなどの大衆音楽の世界には、東京を曲名に含む楽曲がたくさん存在します。「歌ネット」で東京、トーキョー、tokyoなどをキーワードに曲名検索したところ、653曲もの曲を見付けることができました。歌ネットに登録されていない楽曲も含めると、相当数の楽曲が存在するはずです。

 そこで今回の「社会を映し出すコトバたち」は、東京のご当地ソングを徹底的に分析してみたいと思います。分析対象は原則として、東京を曲名に含む楽曲です。本稿ではこれらの曲を、便宜上、「東京ソング」と呼ぶことにします。歌詞だけに東京を含む楽曲は対象外としました。東京ソングにはどんな種類があるのか、東京ソングはどんな文脈で「東京」という言葉やイメージを使ってきたのかについて分析してみます。

 今回はその前編。名所を紹介する東京ソング、敗戦の爪痕が残る東京ソング、最先端のリズムを取り入れた東京ソング、夜のムードが漂う東京ソング、世界の中での位置付けを語った東京ソングについて紹介したいと思います。

 なお本稿は「歌詞の中の『電話』や『メール』はどんな恋愛を表現したのだろうか?」と「『♪今日もコロッケ』から食文化を読み解く」に続く、歌詞分析シリーズの第3弾となります。

名所を紹介する東京ソング

 「ラメチャンタラ、ギッチョンチョンデ、パイのパイのパイ」というフレーズを聞いたことがあるでしょうか。1960年代には森山加世子のヒット曲「パイのパイのパイ」として、1970年代にはザ・ドリフターズの「ドリフのパイのパイのパイ」として、さらに1980年代にはロッテの菓子「パイの実」のコマーシャルソングとして有名になった曲です。この「パイのパイのパイ」という曲が、「実は南北戦争時代の米国で誕生した」と聞くと驚く人が多いことでしょう。

 「パイのパイのパイ」の原曲は、「大きな古時計」で知られる米国の作曲家ヘンリー・クレイ・ワークが1865年に作った「ジョージア行進曲」(Marching Through Georgia)という曲です。南北戦争末期の1864年に北軍が、南軍の拠点であるジョージア州に大打撃を与えた攻撃のことを「海への進軍」(Sherman's March to the sea)と呼びます。ジョージア行進曲はこれを北軍側の視点で歌った凱歌でした。南北戦争後、北軍の退役兵士の間でこの曲が大流行(さぞかし南部の人には面白くなかった流行でしょう)。日本でも明治時代に、替え歌が流行したと言います。

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「新旧の「東京ソング」を徹底分析する(前編)」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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