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泥沼アコーディア、最終章へ

2012年6月7日(木)

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ゴルフ場大手、アコーディア・ゴルフの迷走が続いている。社長辞任でも収束せず、プロキシーファイトになだれ込む。背後には経営統合を狙うライバル、PGMの影がちらつく。

 「株主委員会側の取締役候補が選任され、しかるべき調査結果が出れば再び経営統合の話をしたい」

事態は混乱を極め、統合協議は宙に浮いている(PGMホールディングスの神田有宏社長)(写真:陶山 勉)

 ゴルフ場運営大手のPGMホールディングスの神田有宏社長は5月25日、本誌の取材に答え、経営統合を持ちかけているアコーディア・ゴルフについて、今後も交渉のテーブルに着く意思があることを語った。1カ月以上も内紛が続くアコーディアとの経営統合に向けて、なお強い意欲を示した。

 アコーディア内部の対立が表面化したのは4月中旬のこと。同社の秋本一郎取締役が単独で会見を開き、竹生道巨社長(当時)の資金流用疑惑を告発したことで表面化した。その後、アコーディアの内部調査の結果を受け、5月21日には竹生氏が引責辞任している。トップの座を引き継いで、アコーディアの社長に昇格したのは、副社長だった鎌田隆介氏だった。

「兄弟」でアコーディアを揺さぶる

 この問題は、単なるゴルフ運営会社の内紛劇にとどまらない様相を呈している。

 秋本氏とともに竹生氏の疑惑を指摘し、アコーディアの経営体制に反対する「株主委員会」を実質的に率いているのは、遊技機メーカーのオリンピア。同社の親会社に当たるのはパチンコ機器大手の平和で、PGMの親会社でもある。しかも、今回の問題が表面化する以前から、神田氏はアコーディアに経営統合を打診していたことも明らかになった。

 つまり、アコーディアとの経営統合を目論むPGMと、アコーディアの経営陣を糾弾するオリンピアが「兄弟会社」という関係にあるわけだ。

 神田氏は、昨年5月までアコーディアの取締役を務めていた。それが、今年1月になってPGM社長に転じており、その後、「古巣」のアコーディアに食指を動かしている構図となる。

 こうした複雑な経緯があるため、今回の動きは業界内でも憶測を呼び、関係者の間では「経営統合を実現したいPGM側がオリンピアを使って、統合協議に慎重なアコーディア経営陣に揺さぶりをかけているのではないか」との見方が強まっている。

争奪戦を決する「統合のメリット」

 次の一手が注目されるPGMの神田氏だが、アコーディアのガバナンス(企業統治)に対する不信が払拭されない限り、統合協議は凍結するという。「TOB(株式公開買い付け)で敵対的に買収するつもりはない」と話し、「統合ありき」という指摘を否定する。

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「泥沼アコーディア、最終章へ」の著者

中川 雅之

中川 雅之(なかがわ・まさゆき)

日本経済新聞記者

2006年日本経済新聞社に入社。「消費産業部」で流通・サービス業の取材に携わる。12年から日経BPの日経ビジネス編集部に出向。15年4月から日本経済新聞企業報道部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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