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なぜ自分の手でブランドを叩き壊すのか

まるで「逆セルフプロデュース」の高嶋離婚騒動

2012年6月8日(金)

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 新しいビジネスを立ち上げるとき、大切にすべきポイントはなんでしょうか。人か、商品か、ネットワークか。どういうお考えでしょう。(30代男性)

 遙から

 セルフプロデュースというのがある。自分で自分をどう演出し打ち出すか。ショップのコンセプト、ロゴのイメージ、商品のターゲット、どの職域にも通じる自己演出。これをどうも台無しに壊しつつある、と、勝手に案じるのが 俳優の高嶋政伸と妻でモデルの美元の離婚騒動だ。

もはや“夢”は売れない

 これを芸能ネタとしてではなく、ビジネスの観点から、その危機管理とセルフプロデュースについて眺めてみたい。

 まず「芸能生活を投げ打ってでも別れたい」という高嶋側だが、感情が先走り、自らが投げ打つどころか、市場から投げ打たれかねない発言が随所にみられ、冷や冷やする。

 離婚条件を満たすため、結婚の破たん状況を裁判官に訴えざるを得ないのはわかるが、そのひとつひとつが、それまで築いてきた“高嶋家”ブランドを揺さぶる。

 そもそも芸能ビジネスはイメージが商品といっていい。高嶋イメージは親の代からの稀有な成功ブランドだ。私の記憶では、兄の高嶋政宏が妻になる女性にサプライズでマンションを提供してみせたエピソードをテレビで見た。

 これなのだ。こういった逸話が高嶋ブランドをより華やかなものに膨張させる。また兄弟が選んだ女性たちはそれぞれがブランドイメージぴったりのビジュアルを備える。“高嶋家”の好き嫌いは別に、この一家はそのイメージだけで、確固たる位置を市場で築けたのだ。

 芸能界は庶民の暮らしとは違う。芸能一家は御殿暮らしかも、といった憧れのイメージから、実はほど遠い価値観が政伸側の発言から漏れ出る。

「生活費が足らないと言われた」
「車を買わされた」
「旅費を払わされた」云々。

…いいのか、大丈夫か。

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「なぜ自分の手でブランドを叩き壊すのか」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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