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日本企業、シェールガスに商機

2012年6月18日(月)

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クラレが安価な天然ガスを求めて米国に工場を新設。東レ、クレハなど商機を求める化学メーカーは引きも切らない。一方、企業立地の視点では日本にとって厳しい試練が続く。

 クラレは近く、米テキサス州ヒューストン近郊で機能性樹脂「ポバール」の新工場の建設に着手する。投資額は200億円で、2014年9月に完成を予定する。生産能力は年4万トンで、クラレ全体では2割弱の増産になる。

 ポバールは紙や繊維の加工剤、接着剤などに使われ、クラレの世界シェアは35%(中国を除く)と首位に立つ。米国生産に踏み切る理由について、村上敬司取締役は「シェールガスの活用でコストを下げられる」と説明する。

 シェールガスは頁岩(けつがん)層から採取される天然ガス。採掘に至る手法が異なるため他のガスと区別されるが、生産されたガスの成分そのものが大きく違うわけではない。

米天然ガス価格、4分の1に

 米国ではシェールガスの増産に伴って天然ガスの価格が大幅に下落。100万BTU(英国熱量単位)当たりの価格は2ドル前後で、2008年の2~3割の水準で推移する。ポバールの原料であるエチレンをシェールガスから作る設備も増え、クラレにとっての恩恵は小さくない。信越化学工業の米子会社で塩化ビニールの製造を手がけるシンテックも「天然ガス価格の低下による恩恵を受ける」(信越化学)という。

クラレはポバールの米国生産に踏み切る(写真はドイツ現地法人)

 従来、シェールガスと日本のつながりは商社や資源大手による投資案件が中心だった。ただ、自然環境への負荷などの問題をはらみながらもシェールガスの利用が進み、日本のメーカーにとっても重要度が増している。

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「日本企業、シェールガスに商機」の著者

張 勇祥

張 勇祥(ちょう・ゆうしょう)

日経ビジネス記者

2012年から日経ビジネスの記者。転々と部署を異動してきた器用貧乏。それでも、何とか中国経済はモノにしたいと願う中年記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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