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「シリコンバレーでは日本への関心が急速に高まっている」

米エバーノートCEO、ニッポンを語る

2012年6月21日(木)

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 パソコン、タブレット、スマートフォンなど様々な端末から利用できる個人向けクラウドサービス「Evernote(エバーノート)」。テキスト、画像、音声、動画など多様な形式のファイルをあらゆる端末からクラウド上に保管でき、また即時に引き出せる。無料でも利用でき、プレミアムサービスを有料として提供する「フリーミアムモデル」の体現者としても名高い。

 現在、全世界で3000万人の会員を持つ米エバーノートは初期にNTTグループ傘下のドコモキャピタルから投資を受け、早い段階から日本市場を開拓。他の類似サービスから一歩抜け出している。同社を率いるのはフィル・リービンCEO(最高経営責任者)。米シリコンバレーで起業した経営者の中で、リービンCEOほど頻繁に日本に訪れるCEOは他にいない。100年以上存続する企業が世界で最も多い日本から数多くのインスピレーションを受け、永続的に続く会社作りを目指すなど、シリコンバレー発のベンチャー企業では異色の存在だ。最近では企業価値として10億ドルと評価を受け、追加で7000万ドルを調達。リービンCEO自身の社長付経営企画兼務秘書に日本人男性の登用を検討するなど、日本、そして日本人に対する評価が極めて高い。

 リービンCEOの言葉はリップサービスの域を超え、自信を失いつつある日本の力を改めて再認識させてくれる。同氏の目には今の日本という国がどう映るのか。何を魅力に感じているのか。話を聞いた。
(聞き手は原 隆、蛯谷 敏)

今回の7000万ドル調達の狙いから教えてほしい。

米エバーノートのフィル・リービンCEO(最高経営責任者)(写真:村田 和聡、以下同)

フィル・リービン(以下リービン):資金不足による調達でないことは先に申し上げておく。我々の会社は過去2回、資金を調達したが、大半はまだ使っていない。我々はご存じの通り、100年以上存続する企業を目指している。今回の調達は財務的なインフラを固めるのが目的だと思っていただきたい。永続的に企業が成長していく中で、経済状況は絶えず変化していく。こうした外的環境の変化にも対応していくための財務基盤が必要だ。調達した資金は我々の製品のために利用する。具体的にはデザイナーや技術者などの人的資源の確保に使うつもりだ。つい1年前の我が社の従業員数は50人だったが、現在では170人に達している。今後、早期に人員を3倍まで増やしていくつもりだ。

楽天の三木谷浩史会長兼社長も出資

 そもそも、今回の調達の背景をお話しすると、合計で3億ドルのオファーがあった。それを絞り込む形で7000万ドルの調達に至った。その中で著名な経営者の方々に出資してもらった。「CEOクラブ」と呼んでいるが、私にとって常に相談に乗ってもらっている米ヤフー創業者のジェリー・ヤン氏、楽天の三木谷浩史会長兼社長、米セールスフォースのマーク・ベニオフCEOなど6名の方々にご参画いただいた。

 例えば、楽天の三木谷社長からは本当に具体的なアドバイスをいくつもいただいた。私が三木谷社長に「社員とのコミュニケーションが図れていない気がする」と相談した際、三木谷社長には全員の意識を合わせる手段を具体的に教示してもらった。それは、社内での座席表に始まり、楽天が毎週開催している「朝会」についてまで、幅広く具体的なものだった。全地域の社員が週に1度同じ時間に集い、挨拶して会議を開催する。1万人近くも社員を擁する楽天ができるのだから、エバーノートにできない訳がない。ディナーを共にしながらこの話を聞いた翌日から私はエバーノートでも実践することにした。

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「「シリコンバレーでは日本への関心が急速に高まっている」」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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