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独エコカーは“味つけ”で勝負

2012年6月22日(金)

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独ボッシュと独フォルクスワーゲンが、電動車両で先行する日本勢を追撃する。デザインや乗り心地で個性を出す一方、部品の共通化で規模の経済を追求する。生産台数の拡大が、エコカー市場での生き残りの条件になりそうだ。

 EV(電気自動車)など電動車両の実用化で世界をリードする日本の自動車メーカーに対し、ドイツの自動車業界が巻き返しを急ぐ。カギを握るのは部品の共通化によるコストダウンだ。

 6月半ばに来日した自動車部品最大手、独ボッシュのガソリンシステム事業部、電動化システム担当のステファン・カンプマン取締役は、「部品を標準化して、2013年末までに電動車両メーカー13社に供給する」と言う。13社には日本の完成車メーカーは含まれておらず、欧州勢が主要な供給先となる見込みだ。

 世界市場でEVやHV(ハイブリッド車)、PHV(プラグインハイブリッド車)の普及は緒に就いたばかりである。1台当たりの開発・製造コストを見ても、エンジン車に比べて依然として割高だ。

 当然、車両価格も高い。例えば三菱自動車のEV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」の価格は日本市場で260万円から、日産自動車のEV「リーフ」は376万4250円からといった具合だ。大衆車として市民権を得るには、さらなるコストダウンが欠かせない。

 ボッシュは電動駆動装置や回生ブレーキ、バッテリーシステムといった主要部品の共通化で、規模の経済を追求する。ただし、ボッシュの共通部品を採用する電動車両は、ともすると「運転感覚や乗り心地がどれも同じ」という印象を消費者に与えかねない。

 カンプマン氏は、「完成車メーカーにはセクシーでファンシーな電動車両を作ることに専念してもらう」と話す。使用する部品が同じでも、足回りのチューニングや外装、内装のデザインなどで、車種ごとに差異化を図ることは可能だと強調する。

5倍のコストを共通化で抑える

 世界2位の完成車メーカー、独フォルクスワーゲン(VW)はボッシュから電動車両の部品供給を受けつつ、自社でも部品の共通化を推し進める。ベースとなるのが、独自の車両開発手法「MQB」だ。

 基幹部品の共通化によって、自動車の製造コストを2割引き下げる試みである。エンジン車から始まったこの取り組みを、電動車両にも広げていく。

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「独エコカーは“味つけ”で勝負」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

1996年、日経BPに入社。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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