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栄光巡るZ会と進学会、それぞれの思惑

少子化で生き残り模索する学習塾業界

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2012年6月26日(火)

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 「資料は回収させていただきます」

 6月21日夜。北海道を中心に全国で学習塾を経営する進学会の平井睦雄会長と平井崇浩社長が急遽、東京都千代田区の帝国ホテルの会議室で一部記者を招いて緊急会見を行った。膨大な資料が渡されたが、それらはすべて短時間のうちに回収。会長と社長は語気を荒げながら、学習塾大手・栄光ホールディングス(HD)への批判を2時間以上続けた。

5月まで友好的だった3社の関係

 「栄光ゼミナール」を運営する栄光HDと、その筆頭株主である進学会の対立が泥沼化している。

 栄光HDの株主総会を6月27日に控え、進学会は取締役2人の選任を求める株主提案を提出。それに対し、栄光HDは反対の意向を表明した。進学会は栄光の対応に激しく反発、リリースや会見を通じて「栄光HD批判」を繰り返しているのだ。

 進学会は栄光HDの株式のうち29.9%を保有している筆頭株主。4月27日の段階で、進学会は栄光HDとの提携の一環として平井睦雄・進学会会長を含む2人を取締役として派遣する株主提案を提出した。同様に、栄光HDの第2位株主で株式の27.6%を保有する増進会出版社(以下Z会)も、栄光HDにZ会から取締役2人を派遣する提案を出している。

 「豊かな経験を当社の発展に役立てていただけるものと考えている」 

 5月15日段階では、栄光HDは進学会とZ会の両社から4人の取締役を受け入れる意向を表明していた。少なくともこの頃までは、3社の友好的な関係は継続されていると見られていた。

 しかし、突如としてこの3社のバランスが崩れる。

 6月6日、栄光HDは「株主提案に係る進学会からの取締役2名の選任議案に対する反対決議に関するお知らせ」と題したプレスリリースを発表。そこには、一旦は合意の姿勢を見せていた進学会からの取締役の受け入れに反対すること、その理由として「(進学会から栄光HDに対して)利益供与の要求とも取れる言動が複数回」あったことや「度々強圧的な言動や要求がなされたこと」などが示されていた。

 同時に、2010年11月の発表から続いてきた進学会との提携を同日付で解消し、進学会の平井崇浩社長を栄光HDの完全子会社「栄光」の社外取締役から解任すると公表した。

 進学会は東日本大震災直後の2011年3月18日に、栄光株を1株650円で買っている。進学会の平井会長は「(株式を購入した)当時、栄光の株価は1株当たり425円ほどだった。こういう(震災で大変な)時に、この(1株650円という)価格で栄光をサポートしてきた」と主張している。

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