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燃費が価値を生まなくなる日

2012年8月1日(水)

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エコカーが溢れる自動車市場。「低燃費」が、もはや自動車購入の前提になりつつある。自動車各社は新たな付加価値を追い求め始めた。

 「力強い躍動感溢れるデザイン、広々とした快適な室内空間、クラストップの燃費」――。7月16日、日産自動車が開催した新小型車「ノート」のワールドプレミア(世界初公開)のイベントで、アンディー・パーマー副社長は新型ノートの優位点を並べ立てた。

 国内市場の売れ筋は今や、低燃費のエコカーが大勢を占める。新型ノートの開発においても、最も力を注いだ部分の1つが燃費性能だ。

 「スーパーチャージャー」と呼ばれる過給機を搭載した新開発の3気筒1.2リットルエンジンを採用。1.5リットルの現行ノートに比べて燃費を約4割改善し、ガソリン1リットル当たり25.2kmとした。過給機は上り坂の走行など必要な場面で効果を発揮し、現行ノートと遜色ないパワーを生み出す。排気量を下げて燃費性能を高めつつ、過給機でパワーを確保するのは、独フォルクスワーゲンなど欧州勢も採用する「エコカーの定石」だ。

差異化要素は燃費以外にあり

 一方、差異化ポイントに目を移せば、それは燃費以外にある。日産は新型ノートの発売に合わせて、上位車種「ティーダ」の生産を打ち切った。これに伴い、新型ノートでは小型車として広い室内空間を確保し、内装や外装の質を高めた。車両周囲をカメラで映し出すことで駐車などを支援する「アラウンドビューモニター」といった装備を搭載することもできる。価格は「HV(ハイブリッド車)より安くする」(日産の国内営業幹部)という。

 新型ノートは9月に発売し、国内で年間12万台の販売を目指す。達成すれば、車種別の販売台数で上位に食い込むのは確実。「国内販売トップ10に入るのはセレナだけ」とヒット車種の少なさを指摘されてきた日産が、泣きどころ解消に本腰を入れる。

 燃費性能と別の「売り」をアピールする動きは、他メーカーも同じだ。

 三菱自動車が8月末に国内で発売する「ミラージュ」の場合は、「リーズナブルな価格」(三菱自)。アイドリングストップ機能を搭載し、HVなどを除いた登録車の中では最も良い、1リットル当たり27.2kmという燃費を達成したMモデルの価格は118万8000円。アイドリングストップ機能を搭載しないモデルの価格は99万8000円とした。

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「燃費が価値を生まなくなる日」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

張 勇祥

張 勇祥(ちょう・ゆうしょう)

日経ビジネス記者

2012年から日経ビジネスの記者。転々と部署を異動してきた器用貧乏。それでも、何とか中国経済はモノにしたいと願う中年記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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