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楽天コボタッチ、不安の船出

2012年8月2日(木)

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楽天が鳴り物入りで発売した電子書籍端末「コボタッチ」。だが、今のところ購入者からの評判が芳しくない。王者アマゾンの「キンドル上陸」までに挽回なるか。

 「事前予約も好調だ。この価格なら一気に勝負が決まるかもしれない」

 楽天が電子書籍端末「コボタッチ」を発売した7月19日の前日、大手家電量販店の幹部はそうつぶやいた。ライバルのソニーは、約2年前から電子書籍端末「リーダー」を販売してきた。そこに、楽天が新規参入した形だが、両社の端末の価格差は大きく、販売店側は楽天の圧勝を疑わなかった。

書店にも「コボタッチ」の体験コーナーが設けられた(丸善丸の内本店)(写真:的野 弘路)

 しかし、ふたを開けてみると楽天のコボタッチの評判が芳しくない。楽天が電子書籍端末の詳細について発表したのは7月2日。端末価格を7980円に抑え、さらに最大で3000ポイントの「楽天スーパーポイント」を還元するという“ばらまき”戦略を打ち出した。この大胆な価格戦略が効いて、予約端末台数は数万台に及んだ。

 迎え撃つソニーは、楽天が発表する前日の7月1日に販売価格を下げて対抗。コボタッチとほぼ同じスペックの機種を1万9800円から1万6800円に下げ、2万2800円の上位機種も1万9800円とした。

 それでもコボタッチとは9000円近い価格差があり、店頭に並ぶと見劣りする。こうした状況で神経質になっていたソニーだが、発売されたコボタッチの状況を知って、いくらか安堵したようだ。楽天が初日から多くのトラブルを抱えたからだ。

初の端末、“想定外”の連続

 「価格だけ見て(コボに)即決しない方がいいですよ。一度、ネット上のクチコミを見てはいかがでしょうか」

 東京・新宿の大手家電量販店に立つソニーの販促担当者は、電子書籍ブースに来た消費者にそう促していた。

 「うまくセットアップできない」「サーバーがつながらない」。購入者が書き込む苦情やクレームは様々だ。こうしたトラブルの主な原因は端末購入者が集中して登録作業を行ったことに起因。楽天はアプリケーションに一部不具合があったことも認めた。混乱を避けるため、楽天は人員を6倍に増強して24時間体制のサポート環境を整えた。「総力を挙げて改善に当たった。発売から5日目の7月23日時点で把握している諸問題の対策をすべて終えた」と楽天常務執行役員の百野研太郎氏は言う。

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「楽天コボタッチ、不安の船出」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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