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農業にもクラウド革命

  • 阿部 貴浩

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2012年8月3日(金)

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日立製作所が農業のIT(情報技術)化に乗り出す。クラウド技術を使い「顔の見える」サービスを提供する。富士通やNECも参入を決めるなど動きは加速しそうだ。

 「生徒たちもやる気を見せている。新しい農業のやり方を広げていきたい」と意気込むのは、五所川原農林高等学校(青森県五所川原市)の佐藤晋也校長だ。日立製作所が始める農業支援システムの実証実験に協力し、IT(情報技術)を活用できる次世代の農業の担い手を育成する。

 日立が目指すのは、生産者と消費者を結びつける「顔の見える農業」の実現だ。生産者である農家がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って作物の生育状況などを消費者に報告。消費者からは商品の感想などがフィードバックされる。経験の豊富な農家からのアドバイスなども、SNSを通じて寄せられる仕組みだ。

 SNSだけではない。農薬や肥料のデータなど、日々の作業情報をシステムに蓄積する。経験や勘が頼りだった農作業を数値化することで、ノウハウを共有しつつ、次世代に継承していく。

 「効率的な農作業を支援するだけでなく、花が咲いた、実がなったなど、農業が本来持っている感動や面白さを、消費者に共有してもらいたい」と日立の川上裕二・スマート情報システム統括本部主任技師は力を込める。

 現在、試作タイプのシステムを稼働させ、高校側とやり取りしつつ改良を進めている。本格稼働は9月末だ。

生産性や品質を「見える化」

 ITと縁遠い存在だった農業に今、IT各社が熱い視線を向けている。きっかけはクラウド技術の広がりだ。自前のシステムを持たないクラウドなら、初期投資を抑えつつ、月々の料金を支払えばサービスを利用できる。農業は他の産業に比べて経営規模が小さい場合が多いが、クラウドなら手軽に最先端のシステムを導入できる。

富士通の「Akisai」は、携帯端末などで作業や生育状況を入力する

 「ITを使えば、農家の収益拡大余地は大きい」と富士通の山中明・執行役員常務は話す。同社は農業経営を効率化するクラウドサービス「Akisai(秋彩)」を10月から始める。農業経営者向けだけでなく、食品加工や流通企業など農産物を取り扱う企業向けにもサービスを提供するのが特徴だ。

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