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冷やし食品が最近10年で定着した理由

癒やし系と猛暑が引き金に

2012年8月7日(火)

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 かつて夏場の冷たい料理と言えば「そうめん」や「冷やし中華」が定番でした。もちろん、これらは今でも食べられています。しかしながら最近、「冷やしカレー」や「冷やしおでん」などの見慣れない名称を目にするようになりました。通常ならば熱い状態で、あるいは常温で食べる料理や食品を、わざわざ冷たくして食べるものです。

 それにしても、食べ物を「冷やし」て食べる流行がどうして起こったのでしょうか。今回の「社会を映し出すコトバたち」は「冷やし食品」を取り上げます。冷やし食品にはどういうメニューが存在するのか。いつ流行が起こったのか。どうして流行が起こったのかを分析してみましょう。

加工食品業界も外食業界も、こぞって提案

 今年は冷やし食品の「当たり年」です。加工食品や外食の業界が、消費者に対して多種多様な提案をしているのです。

 例えば今年登場した加工食品にはこんなものがあります。日清食品はカップ麺「カップヌードルライト」(2009年より全国発売)のCMで「熱湯を入れたあとに氷を入れて冷やす」食べ方を提案しています。お茶漬け(フリーズドライ食品)の分野では、キリン協和フーズが「キリン さらっと冷やし茶漬け」を、天野実業が「冷やし茶漬け」の販売を始めました。これらのお茶漬け商品も、冷水で調理可能です。

 さらには菓子の分野でも、新しい「冷やし食品」が登場しました。サークルKサンクスは7月5日から、冷やして食べる和菓子(「冷やして食べるみたらしだんご」など)の販売を始めました。またカルビーは4月から「ポテトチップス贅沢バニラ」を販売。厚切りのポテトチップスにバニラクリームをかけた、少し変わった商品です。この商品のウリは「冷やして食べても美味しいこと」。つまりこの商品もまた「冷やし食品」の一つであるわけです。

 実はこの流行。昨年にはすでに始まっていました。

 例えばハウス食品は2011年6月にレトルト食品の「夏のカレー」を期間限定で販売。温めずにそのままご飯にかけて食べる商品でした。同社はこのほかに「冷やしカレーうどんの素」も販売。ゆで上がったうどんを冷水で冷やし、レトルトの具を冷やしたままかける調理法を提案しています。味の素も昨年、レトルト食品の「冷やしだしがゆ」シリーズを発売。冷蔵庫で冷やしておき、そのまま開封して食べることができる「おかゆ」商品です。

 外食に目を向けると、2011年にはさらに多くの「冷やし食品」が登場していました。天丼てんやは2011年7~9月にかけて「冷やし天茶」(冷やして食べる、てんぷら茶漬けのこと)を販売。すき家は「冷やし牛まぶし」(牛丼に和風のだし汁をかけて食べる)を販売。ミスタードーナツは「ひんやり焼きド」(揚げないドーナツの冷食版)を販売しました。

 このように昨年から今年にかけて、加工食品や外食の業界が、こぞって「冷やし食品」を提案しているのです。

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「冷やし食品が最近10年で定着した理由」の著者

もり ひろし

もり ひろし(もり・ひろし)

新語ウォッチャー(フリーライター)

CSK総合研究所を経て、1998年から新語専門のフリーライターに。辞書・雑誌・新聞・ウェブサイトなどに原稿を提供中。2009年より『現代用語の基礎知識』(自由国民社)で「流行現象」のコーナーを担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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