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ミラーレス戦争、最終局面に

2012年8月17日(金)

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今年9月、一眼レフデジカメ最大手のキヤノンがついにミラーレス機を発売する。主要メーカーの製品は出揃ったが、過当競争気味の市場に値崩れの気配も漂う。“ドル箱”の一眼レフを守りつつ、新市場も取りたい同社参入で覇権争いは最終局面となる。

ミラーレスカメラ「EOS M」の想定価格は本体のみで7万円弱と見られる

 キヤノンが来月中旬にミラーレスカメラ「EOS M」を市場に初めて投入する。これでカシオ計算機以外の国内の主要デジタルカメラメーカーがすべて出揃う。

 一眼レフ市場でニコンと合わせて世界シェアの8割を握るキヤノンのミラーレス機への参入は、時間の問題だった。成長市場への“後出しジャンケン”の勝算に注目が集まる一方で、稼ぎ頭である一眼レフ機と競合しかねない新商品の投入は苦渋の決断にも映る。

 ミラーレス機はその名の通り、カメラ本体内部の反射鏡(ミラー)を取り除き、レンズから入った光を撮像センサーに直接送っているため、一眼レフ機より小型・軽量というメリットがある。緻密さが求められる光学系の機構や技術が不要になるので、2008年にパナソニックが初めて発売して以来、老舗カメラメーカー以外の企業は力を入れてきた。

 コンパクトデジカメより価格は割高ながら一眼レフ機に近い描写力も持ち、レンズも交換できる。各社は高機能なカメラ付き携帯電話と競合しがちで、単価下落の激しいコンパクト機からミラーレス機へのシフトを強め、2009年以降はオリンパスやソニーなども次々と新製品を発表。競争は当然激化しており、昨年10月に参入したニコンも国内市場では3~4番手に甘んじている。

 一眼レフ市場で圧倒的な強さを誇るキヤノンとニコンにとって、ミラーレス機の存在は悩ましいものだ。寡占状態の一眼レフ市場で横綱相撲を取れても、ミラーレス機では泥仕合を演じかねない。事実、調査会社のBCNによると、ニコンは参入から半年でおよそ2割のシェアを握ったものの、平均販売価格は当初のおよそ半分近くまで落ち込んでしまっている(上のグラフ参照)。

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「ミラーレス戦争、最終局面に」の著者

上木 貴博

上木 貴博(うえき・たかひろ)

日経ビジネス記者

2002年に筑波大学を卒業し、日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」「日経マネー」編集部などを経て、2016年4月から現職。製造業を中心に取材中。趣味は献血(通算185回)。相撲二段。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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