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楽天、常夏の国でクール便

2012年8月17日(金)

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楽天がインドネシアで自前の「クール便」を始めた。スイーツの取り扱いで通信販売の売り上げ拡大を狙う。新興国ならではのノウハウを蓄積。世界展開を急ぐ。

 楽天がインドネシアで事業拡大を図っている。インドネシア子会社のPT楽天MNCは7月20日、低温状態を保持したまま商品を運ぶクール便事業を開始した。

自前のクール便を開始したインドネシアのPT楽天MNC。ジャカルタ近郊への生菓子宅配時に活躍する

 楽天は2011年6月にインドネシア版楽天市場「楽天ブランジャオンライン」を開設した。この1年で出店者数は220に拡大。取扱商品数を20万点まで増やし、流通総額は20倍になった。市場拡大の次の一手がクール便だ。

 渋滞が慢性化し、物流事情が良くないインドネシア。その中で楽天はサービス開始当初から、自転車やバイクを使った宅配サービスや決済事業を自前で展開してきた。同社は今回のクール便事業を、インドネシア国内の競合である「ブリブリ・ドット・コム」や「プラサ・ドット・コム」などとの差異化を図る重要な施策と位置づける。狙いは楽天市場が得意とするグルメ市場の開拓だ。

保冷バッグと保冷剤で運ぶ

 PT楽天MNCの稲葉陵太社長兼CEO(最高経営責任者)は「楽天市場の強みはスイーツをはじめとするグルメ」と語る。事実、楽天が最初に海外進出した台湾では、スイーツの取り扱いがライバルとの差異化を図る決定打となり、流通総額を大幅に増やすことに成功した。

 インドネシア国内のEC(電子商取引)市場はまだ黎明期で、主に取引されているのは家電や携帯電話などのハードウエアが多い。生菓子の販売ができれば大きな特徴になるが、インドネシアではヤマト運輸や佐川急便のような個人宅配が発達しておらず、当然、クール便のサービスもなかった。そのため、楽天は低温のまま運べるよう、保冷用バッグと保冷剤を用意し、バイクの後ろに取りつける形で、自前のクール便を作り上げた。

 開始した7月20日はインドネシアでラマダン(断食月)が始まる日。「ラマダン明けのお祝いに向け、クッキーやケーキなどのプレゼントを贈り合う風習がある」(稲葉社長)ため、このタイミングに合わせサービスを開始した。

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「楽天、常夏の国でクール便」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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