2012年7月27日、公益財団法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢設立準備財団が軽井沢で開催した「サマースクール2012」。既に子供たちの共同生活は8日目を迎えて、お互いに打ち解けると同時に、授業も総仕上げに入る。
起床時間は朝の7時。ところが、食堂の厨房が朝食の準備でにわかに活気づき始めた6時半過ぎ――外からTシャツをびっしょり濡らした子供たちが3人、はぁはぁと息を切らせながら施設に戻ってきた。給水器からコップに注いだ水を勢い込んで飲み、その場に足を投げ出して息を整えている。
「街を走ってきたんです」と、日本人の男子生徒。そのあとに続いて、世界各国の生徒が次々に戻ってきた。子供だけでなく、スタッフの姿も見える。みんな汗だくだ。どうやら早朝ランニングをしているらしい。
昨年の参加学生がスタッフに
この早朝ランニング、サマースクールが事前に準備したカリキュラムには入っていない。「カウンセラーの2人が、生徒に呼びかけて始まったことのようです」と、スタッフの女性が教えてくれた。決まったカリキュラムをこなすだけでなく、生活を共にする中から生まれる自主的な活動も大切にする。そんなISAKの在り方が、こんなところにも表れている。
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