• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

週末にも閉まらない銀行

2012年8月24日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

りそな銀行が始めた年中無休の店舗が好調だ。大手行では初の試み。平日に来店できない顧客の開拓を狙う。「サービス業」としての意識が低い銀行界に新風は吹くか。

 「平日は遅くまで仕事があり、銀行に行くのは絶対無理。相談は無料だし、日曜に話を聞いてみてよかった」

 7月29日の日曜日。大阪最大の商業地、梅田の中心地にあるりそな銀行「セブンデイズプラザ うめきた」を訪れた40代の男性会社員は満足げな表情を浮かべて帰っていった。

りそな銀行が大阪に開いた年中無休店では職員がタッチパネルを使い、資産運用や住宅ローンなどを提案(写真:大亀 京助)

 銀行の相談ブースに初めて足を運び、資産運用と、現在加入している保険をどう見直すかについて、みっちりと2時間近くの説明を受けた。専任の職員から今後の経済環境や金利の動向などを聞くと、この男性は「今まで念頭になかった10年物の国債を新たに購入してみようと思った」と話す。資産運用は専らインターネット頼りだったが、普段は接する機会がない職員の熱心な提案に耳を傾けていた。

 場所は梅田駅から徒歩1分、大勢の顧客で賑わうヨドバシカメラに隣接している。この店舗は名称通りに週7日営業。お正月やゴールデンウイークの期間中も休まず、大手行では初めてとなる年中無休店舗に当たる。ほとんどの銀行の窓口が午後3時に閉まるという「お役所体質」が色濃く残る銀行界では異例の試みだ。

 りそなは4月から7月までの間に、グループ全体で大阪の梅田に無休店舗を2つ出店した。営業時間は午前11時から午後7時まで。狙いは、平日は仕事で忙しく、これまで銀行に来ることが難しかった30~50代の顧客のニーズを直接聞くことだ。現金の受け渡しや振り込みの窓口業務を行わない代わり、専用の相談ブースで住宅ローンの借り換えと保険商品の見直し、資産運用のアドバイスに注力している。

銀行と相談する顧客、わずか7%

 りそなは昨年の春から無休店舗の検討を始めた。背景には700万人の顧客がいるにもかかわらず、銀行と直接相談している人が中高齢者を中心にわずか全体の7%にしか満たない実態がある。多くがATMの利用にとどまり、従来は顧客の「生」の要望をほとんど拾うことができていなかったとも言える。

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「週末にも閉まらない銀行」の著者

馬場 燃

馬場 燃(ばば・もゆる)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社の経済部などを経て、2012年4月から日経ビジネス記者。電機・IT業界を担当している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リクルートは企業文化そのものが競争力です。企業文化はシステムではないため、模倣困難性も著しく高い。

峰岸 真澄 リクルートホールディングス社長