• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

スマホ値下げ競争が終わる?

2012年8月27日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

新型iPhoneの発売を控え、ソフトバンクが収益重視の料金戦略に転じた。今秋サービスを始める「LTE」の料金を、NTTドコモと同額に設定したのだ。値下げ競争は終わるのか、KDDIの対応が注目される。

 「電波改善やサービス内容の改善に取り組み、さらに精進して参ります」

 8月11日夜。ソフトバンクの孫正義社長は同社の携帯電話契約者数が累計3000万件を突破したことを伝えるミニブログ「ツイッター」上の投稿に、こんなメッセージをつけ加えた。

 ソフトバンクが英携帯電話大手ボーダフォンの日本法人を買収した2006年4月時点の契約数は約1522万件。孫社長はそれから6年余りで契約数をほぼ倍増させたことになる。

価格破壊からの離脱

 7月31日に東京都内のホテルで開かれたソフトバンクの2012年4~6月期決算説明会。記者やアナリストからの質問は、同社が今秋にサービスを始める高速データ通信「LTE」の料金プランに集中した。これに対して孫社長は4月の2012年3月期決算発表で発表した通り、LTEのデータ通信サービスを月額5985円にすると繰り返し表明した。

収益重視の料金戦略に転換したソフトバンクの孫正義社長(下)。同じiPhoneを扱うKDDI・田中孝司社長(右上)の対応に注目が集まる

 今秋の発売が噂される米アップル製人気スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の新機種はLTE対応が確実視されている。孫社長の言う通りだとすると、従来機種(データ通信サービスは月額4410円)からの買い替えによって契約者の負担は毎月1575円増えることになる。

 ソフトバンクが示した月額5985円という料金は、実はNTTドコモが現在提供しているLTEサービスの主力料金プランと全く同じ。ドコモはLTEの一段の普及に向け、10月からは月3ギガバイト(ギガは10億)のデータ通信量を上限に月額4935円から利用できる新たな料金プランを追加する方針だ。つまり孫社長は、こうした価格競争に現時点では応じる意図がないことを強調したことになる。

 2001年の電話線を使ったデジタル高速通信であるADSL参入以来、通信市場で価格破壊を仕掛け続けてきた孫社長が、最大手の料金プランに追随するのは極めて異例。しかも、ドコモが値下げに踏み切れば料金は逆転する。決算説明会の会場からは「ソフトバンクは利益をユーザーに還元するという方針を大幅に変えたのか」という質問まで上がった。

 孫社長が“変節”とも取れる印象を与えてまで月額5985円という料金水準にこだわるのには、いくつかの理由がある。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「スマホ値下げ競争が終わる?」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長