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アップル対サムスン、訴訟の波紋

2012年9月10日(月)

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米アップルと韓国サムスン電子の特許訴訟が世界で過熱している。現時点で判決はばらついているが、アップルは大市場の米国で「完勝」した。発売が間近に迫る新型「iPhone」の販売に、追い風になりそうだ。

 「どんな障害があっても、サムスンは革新的でユニークな製品を提供し続ける」――。

 8月29日、ドイツ・ベルリン。世界最大級の家電見本市「IFA」の開催に先立ち、韓国サムスン電子が開いたイベントで、同社のIT&モバイル通信部門トップ、申宗均(シンチョンギュン)氏は額に汗をにじませながら力強く宣言した。

 サムスンはこの場で、米マイクロソフトが今秋発売する新OS(基本ソフト)「ウィンドウズフォン8」を搭載したスマートフォン(高機能携帯電話)「ATIV S」を世界に先駆けて発表した。イベントの目玉は同社が主力に据えるスマホの新型機「ギャラクシーノートII」の公開だったはずで、ウィンドウズフォン8対応のスマホは事前の予想が少なかっただけに、会場を埋め尽くしたおよそ3000人の聴衆からは驚きの声が上がった。

 申氏の言うサムスンの「障害」とは、米アップルを指すとの見方が多い。アップルは「(米グーグルのOS)アンドロイドがアップルの技術を盗んだ」として、スマホメーカーを相次いで提訴した。特に「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」のライバルとなるギャラクシーシリーズを展開するサムスンとは、世界10カ国以上で訴訟合戦を繰り広げている。このうち米国の訴訟では8月24日の判決でアップルが勝利。サムスンが10億5000万ドル(約830億円)もの損害賠償を科される事態となった。

 ただ、奇妙なことに、ギャラクシーノートIIや「ウィンドウズ8」を搭載したパソコンなど、IFAの会場で数々の新製品が展示された中で、肝心のATIV Sだけは実機の姿が見当たらなかった。サムスンに問い合わせると「マイクロソフト側の解禁指定の問題だ」と口を濁す。展示会場にいた同社の製品担当者は、「開発を急いだが、ギャラクシーに比べて技術者の数が圧倒的に少なく、準備が間に合わなかった。今後、どのように経営資源を配分するかも不透明だ」と困惑気味に口にする。つまり、予定より早くATIV Sを発表したというのが真相のようだ。

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「アップル対サムスン、訴訟の波紋」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

田中 深一郎

田中 深一郎(たなか・しんいちろう)

日経ビジネス記者

日経新聞科学技術部、証券部を経て、2012年4月より日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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