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総裁選揺さぶる「維新」「脱派閥」

2012年9月11日(火)

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事実上「次の首相」選びとなる自民党総裁選が混戦模様だ。民主、自民、公明の連携維持か否か。「脱派閥」の運営を目指すのか。将来の政権枠組みや党運営へのスタンスが大きな争点に浮上してきた。

 野田佳彦首相への参院の問責決議可決を経て、再び与野党対決へと転じた永田町。臨時国会が召集される見通しの10月の解散をにらみ、政局の焦点は9月21日投開票の民主党代表選、同26日の自民党総裁選に移った。

 民主党代表選を巡っては、野田首相と距離を置く議員の間で、対抗馬として細野豪志・原発事故担当相や脱原発・反TPP(環太平洋経済連携協定)を訴える候補の擁立を目指す動きが活発化している。ただ「反野田」で一本化する可能性は小さく、再選を目指す野田首相の優位は動きそうにない。

 一方の自民党総裁選は有力候補が続々と意欲を示す展開になっている。次期衆院選で自民の比較第1党復帰が確実視される中、総裁就任は事実上、「次の首相」の座が確約されるためだ。

 再選を狙う谷垣禎一総裁のほか、町村信孝・元官房長官、石破茂・前政調会長、安倍晋三・元首相が立候補の方針を固め、石原伸晃・幹事長、林芳正・政調会長代理も意欲を示す。

 乱立模様の中、国会議員、全国の党員から支持を取りつける決め手は何か。まず重視されるのは、選挙の“顔”足り得る知名度や国民的人気だ。

 この点で一歩リードしているのが、石破氏。歯切れのいい弁舌が好評を博し、野党転落後、候補者からの応援要請が殺到。全国行脚してきた効果はてきめんで、「党員票を最も獲得しそう」(自民関係者)との見方が広がる。

 もっとも、かつて自民党を離党した経緯や現在無派閥で活動していることもあり、派閥領袖クラスとの関係は冷え切っている。党内基盤の脆弱さから、議員票獲得には不透明感が漂う。

追い込まれる谷垣氏

 厳しい立場に立たされているのが谷垣氏だ。「早期の衆院解散に追い込めなかった」などの批判の矛先が向けられ、「選挙の顔として地味」といった指摘も相次ぐ。さらに、森喜朗・元首相や古賀誠・元幹事長ら派閥領袖クラスの間では、党運営の相談を自分らにしてこなかった谷垣氏への評価が急降下。古賀氏は谷垣氏に支持しない意向を伝えた。党内では出馬断念に追い込まれるとの観測も出ている。

 もちろん、国民人気だけで勝敗が決するわけではない。橋下徹・大阪市長率いる「大阪維新の会」の次期衆院選での躍進が確実視されることを踏まえ、将来の政権の枠組みや、党運営の主導権確保を巡る思惑が絡み、先が読みづらい展開になっている。

 「大連立vs橋下新党連携の路線問題が焦点」。自民のある幹事長経験者が指摘したこの表現が、今回の総裁選の構図を端的に示す。

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「総裁選揺さぶる「維新」「脱派閥」」の著者

安藤 毅

安藤 毅(あんどう・たけし)

日経ビジネス編集委員

日本経済新聞社で経済部、政治部などを経て2010年4月から日経ビジネス記者。2012年4月から現職。政治、経済政策を中心に執筆している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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