• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

3輪EV、アジアを席巻?

  • 伊藤 正倫

バックナンバー

2012年9月21日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

フィリピンの“庶民の足”、3輪タクシーのEV化が動き出した。アジア開発銀行が後押しし、日本企業も相次ぎ参入を決定。不振の4輪EVを尻目に、EV普及の新潮流となる可能性も。

 8月3日、フィリピン・セブのモーターショーで、風変わりなEV(電気自動車)が展示された。

プロスタッフが「セブ・モーターショー」に出展した3輪EV(上)。新たな庶民の足となるか

 「ペコロ」と名づけられた車両は全長2.8mの7人乗りで、フル充電時の走行距離は45~50km。だがタイヤは3輪のみで、ドアもエアコンもない。実は、自動車用品メーカーのプロスタッフ(愛知県一宮市)が、「トライシクル」と呼ばれるフィリピンの3輪タクシー向けに開発したEVなのだ。

 評判は上々で、「既に1000台の受注を得た」(廣瀨德藏社長)。セブで量産工場の建設に着手。日本からモーターなど主要部品を輸入し、現地工場が溶接、塗装、組み立て工程を担う。年内にも稼働予定で、最終的には月産1000台まで能力を高める計画だ。この3輪EVタクシーは、来年早々にもセブ市街などで走り始める。

環境対策と産業振興の一挙両得

 公共交通機関が未発達なフィリピンでは、トライシクルが都市部の近距離輸送を一手に担っている。その数は全国で350万台に達し、貴重な庶民の足であると同時に、運転手は低所得者層の雇用の受け皿としても重要だ。だが、2輪バイクにサイドカーを取りつけた“改造車両”が多く、排ガスや騒音など環境悪化の原因にもなっている。

 このため、フィリピン政府はトライシクルのEV化推進を決定。まず10万台をEVに置き換える。国内製造業の振興につなげる狙いもある。

 「EVは、先進国より大気汚染が深刻な発展途上国でこそ導入が急務だし、導入効果も見えやすい。政府が推進するなら、商機は大きいと考えた」と廣瀨社長。トライシクルは近距離輸送が中心で走行範囲が限られるため、充電設備を効率的に設置でき、EV化に適している。しかも、プロスタッフ製EVは家庭用電源でも充電ができる。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

「絶対これしかありません」というプランが出てきたら、通しません。

鈴木 純 帝人社長