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本気の三菱重工、トヨタ脅かす

  • 伊藤 正倫

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2012年9月25日(火)

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世界に広がる、欧州発のエコカー技術「ダウンサイジング」。三菱重工はこの技術の基幹部品、過給器で世界一を目指す。「ハイブリッド」で世界制覇を目論むトヨタの手ごわい敵となる。

 「うちのターボチャージャー(過給器)が載っていないのは、トヨタとメルセデス・ベンツくらい。2016年に世界シェア3割で首位に立つ」

 三菱重工業の前川篤・相模原製作所長は、並々ならぬ決意を示す。

過給器の代表格、ターボチャージャーの性能がエコカーの燃費を大きく左右する

 ターボチャージャーは、自動車エンジンの熱効率を高め、その性能を最大化する「過給器」の代表的な製品。エンジンから出る排ガスを使ってタービンを回し、これに直結したコンプレッサーで新たな空気をエンジンに送る。過給器でより多くの空気をエンジンに供給することで、エンジン出力を高める。

 三菱重工は、高温下でタービンを高速回転させるこの技術を、飛行機や発電設備など重電分野で培ってきた。このため、自動車メーカーといえども開発は容易でない。三菱重工とIHI、米国のハネウエルとボルグワーナーの4社が世界市場をほぼ独占している。

 かつて、ホンダの「ターボエンジン」がF1レースを席巻したように、ターボチャージャーはガソリンがぶ飲みのスポーツカー向けとの印象が強かったが、ここ数年で大きく変わった。

 独フォルクスワーゲンなど欧州自動車メーカーが、過給器を使えばエンジン排気量を小さくしつつ、出力を維持できることに着目。「ダウンサイジング」と呼び、低燃費エコカー技術の本命と位置づけたのだ。ターボチャージャーの主戦場は中小型の量産車に移り、その勢いは世界に広がっている。

小型エンジン向け、4年間で6倍

 今や、トヨタ自動車が世界制覇を目論むHV(ハイブリッド車)は押され気味だ。トヨタが6月にHV技術の供与を決めた独BMWも、三菱重工の得意先。ダウンサイジングかHVか、世界中のメーカーが天秤にかける。

 三菱重工によると、北米でのターボチャージャーの需要は2016年に289万台と今年の3.1倍に膨らむ。このうち4割が排気量1~2リットルの小型エンジン向けで、4年で6倍以上に伸びる。

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