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藻類が作ったオイルでジェット機を飛ばそう

従来の1000倍のスピードで増殖する藻類に夢を託す

2012年10月24日(水)

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 「1日でも早く藻類から生産したオイルを使ってジェット機を飛ばしたい」

 こう語るのは、IHI新事業推進部バイオプロジェクトグループの成清勉担当部長だ。

アイエイチアイ ネオジー アルジ合同会社の面々(向かって右から3番目が藤田朋宏社長、4番目が成清勉副社長)

 IHIは2011年8月、微生物の育種や産業応用を手掛けるネオ・モルガン研究所、そして、藻類の研究開発を行うジーン・アンド・ジーンテクノロジー(G&GT)との3社で、アイエイチアイ ネオジー アルジ合同会社(IHI NeoG Algae)を設立した。社長にはネオ・モルガン研究所の藤田朋宏社長が、副社長にはIHIの成清氏が就任している。設立目的は、藻類を使ったバイオ燃料の事業化だ。2020年の実現を目指す。

市場規模は世界全体で8000億円

 温室効果ガスによる地球温暖化対策が喫緊の課題となっている中、再生可能エネルギーであるバイオ燃料が注目されている。現在は、トウモロコシやサトウキビを原料とするバイオエタノールが主流だが、食糧需給の問題から、食糧を原料としない「次世代バイオ燃料」の研究開発が急がれている。中でも大きな期待が寄せられているのが、オイルを生成する藻類だ。藻類の中には、光合成によって水とCO2からオイルを生成する種類があるのだ。

 次世代バイオ燃料では、農業残さや木材などが原料として考えられている。しかし、これらの場合、原料に含まれるセルロースを、酵母を使って発酵させるなど製造プロセスが複雑だ。そのため、高い技術力が必要で、コストもかかり、事業化に向けたハードルが高い。

 これに対し藻類の場合、収穫してオイルを搾り取るだけなので、製造プロセスがシンプルだ。また、バイオ燃料の中では単位面積当たりのオイルの生産量が最も高い。藻類の種類によって異なるもののトウモロコシの200倍以上とも言われている。

コメント1件コメント/レビュー

次なる資源への可能性として、以前よりこの分野が本命と感じております。エネルギー分野に限らず多様な発展性も考えられるだけに、より多角的な記事・コラムを望みます。(2012/10/24)

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「藻類が作ったオイルでジェット機を飛ばそう」の著者

山田 久美

山田 久美(やまだ・くみ)

科学技術ジャーナリスト

早稲田大学教育学部数学科出身。都市銀行システム開発部を経て現職。2005年3月、東京理科大学大学院修了(技術経営修士)。サイエンス&テクノロジー、技術経営関連の記事を中心に執筆活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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次なる資源への可能性として、以前よりこの分野が本命と感じております。エネルギー分野に限らず多様な発展性も考えられるだけに、より多角的な記事・コラムを望みます。(2012/10/24)

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