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「ガラ軽」、返上なるか

2012年10月18日(木)

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軽の国内販売が今年、小型車や普通車を初めて上回る見通し。世界的にも小型化が進み、軽の強みを生かせる事業環境に。「ガラパゴス」と揶揄される日本独自の軽技術に脚光が当たる。

 軽自動車の国内販売比率が急速に高まっている。トラックなどを除いた乗用車の分野で2010年1~12月に30%だった軽の割合は2011年1~12月に32%となり、2012年1~9月には34%に達した。2012年1~9月の小型車(5ナンバー車)は35%、普通車(3ナンバー車)は31%だった。この勢いが続けば2012年1~12月には小型車と普通車を抜き初めて軽がトップに躍り出る。

 軽はエンジン総排気量が660cc未満の、日本にしかない自動車規格だ。「軽の販売シェアが高まれば、日本の自動車市場の『ガラパゴス化』が進む」「『ガラケー(ガラパゴス携帯電話)』ならぬ『ガラ軽(ガラパゴス軽自動車)』だ」などと世間で揶揄されてきた。

世界の自動車、7割が小型に

 ところが世界では、軽の開発で培った技術を生かせる事業環境が整いつつある。大型車が人気の米国や中国市場を除き、自動車の小型化が各国で進んでいるからだ。全長4.5m以下(エンジン総排気量はおおむね1500cc以下)の自動車の販売比率は、全世界で2000年の53%から2011年には67%に高まった(米IHSアイサプライのデータを基に本誌で試算)。燃費性能に優れ、低価格帯のモデルが多い小型車が、新興国から先進国まで広く受け入れられている。一部の日系メーカーは軽自動車の開発を通じて得た技術を、総排気量1000cc前後の海外向け小型車に転用し始めた。

ダイハツ工業が年内にもインドネシアで発売する「アイラ」。軽自動車「ミライース」をベースにする

 例えばダイハツ工業は軽「ミライース」をベースにした1000ccのファミリーカーを年内にもインドネシアで発売する。部品を安く調達し、装備を絞るなど、ミライースで磨いた安価なクルマ作りのノウハウを注ぎ込み、価格を100万円以下に抑える。「アイラ」の名称で販売するほか、「アギア」の名称でトヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。

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「「ガラ軽」、返上なるか」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

1996年、日経BPに入社。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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