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野心家の女は皆、橋下徹だ

支持率低下の原因は“両立”にある

2012年10月26日(金)

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 働きつつ家庭を持つということで、すでにしんどく、子供を作る自信がありません。両立の秘訣は?(30代女性)

 遙から

 私は多くの分野において、“両立”という生き方に懐疑的だ。その代表が女性の家庭と仕事の両立。仕事優先にすれば子供がグレたり夫が浮気したりの元凶とされ、家庭優先にすれば出世コースからはずされる。

 はじめから家庭優先&補助的仕事の比重でパート労働に解決を見いだすのは実は、女性側の判断だ。

 女性が仕事しやすいよう、夫が仕事から家庭に比重を移すべきだという考えもあるが、それなら夫側が出世コースからはずされかねない。その緩和策として登場したワークライフバランスの発想は、「皆で働きすぎないようにしましょう」ということだが、理念には賛成でも経済状況を見ると難しかろう。

 誰よりも長く、誰よりも夢中になって1つのことに集中した人間がその分野に長けるのはしごく当然で、つまりは夫婦共に出世し、同時に、家庭的でもあるというのは矛盾に満ちた幻想だ。

“両立”を目指す橋下市長

 昨今、その矛盾に男性として挑んでいるのが橋下徹・大阪市長だ。

 市長職と、国政との両立を彼は宣言した。以降、彼が被る世間の向かい風は、家庭と仕事の両立を目指す女性のそれと酷似している。

 知事であろうが市長であろうがどうでもいい。彼は“大阪”と結婚した。二重行政でヒーヒー言っている大阪を、なんとかしてやろうと結婚した。いいところはあるのに生かせず腐る男の力にならんと気概で結婚する女とそこは似ている。たすき掛けで勢い込んで嫁いできた嫁に大阪の舅姑、小姑たちは沸き立った。

 嫁いでまず子供を作った。“維新の会”だ。この子の成長が大阪を救うと信じて疑わなかった。「子ができたのだからこれからはまじめに働く」と一時でも誓う男の改心を期待した。

 だがこの嫁、嫁の役割のみで自分の人生を終えようとも考えていない。

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「野心家の女は皆、橋下徹だ」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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