• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

セブンがビール・飲料メーカーに“モテまくり”のワケ

5年ぶりの「プレミアムブーム」は定着するか?

  • 佐藤 央明

バックナンバー

2012年11月1日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 ビール、飲料各社がセブンイレブンとの関係を急速に強めている。今年に入って、6月にキリンビールが「GRAND KIRIN(グランドキリン)」、9月にはアサヒビールが「ザ・エクストラ」を相次いで発売。飲料でも10月8日にJT(日本たばこ産業)がコーヒー「ルーツ プレミアムラテ」を、キリンビバレッジも10月30日から紅茶「午後の紅茶 ザ・パンジェンシー 初摘みダージリン」の発売を開始した。これら4商品はすべて、セブン&アイグループと共同開発し、販売を同グループの店舗に限定した、単価の高いプレミアム商品だ。

セブン&アイグループとキリンビバレッジが共同開発した「キリン 午後の紅茶 ザ・パンジェンシー 初摘みダージリン」

 すでに販売しているグランドキリンやザ・エクストラを見る限り、売り上げは好調に推移している。ビール総市場が低迷する中、グランドキリンを発売した6月以降、セブンイレブンでのレギュラービールの売れ行きは、一貫して前年同月の数字を上回る。グランドキリンの2012年度の販売目標数量は611万本と、当初の年間目標(300万本)の倍以上を見込む。「(サントリー酒類の)ザ・プレミアム・モルツの2倍も売れている。しかもプレミアムモルツの売り上げを落とさずに、数字を上乗せしている」と商品本部長の鎌田靖・常務執行役員は胸を張る。

 なぜセブン限定のプレミアム商品が相次いで発売されているのか。最大の理由は、コンビニエンスストア業界トップの巨大販路だ。セブンイレブンの総店舗数は9月末時点で1万4579店と、2位以下を大きく引き離す。今年度中に1350店舗もの出店を目指すが、その達成は確実視されている。プレミアム商品を出すあるメーカー幹部は、「他のコンビニチェーンとの共同開発もあり得るが、最低販売数量は守らなければならない。そう考えると、どうしてもセブンの規模が魅力的に見えてしまう」と語る。

 加えて、セブンには「勢い」もある。今年6月以降、消費不振がコンビニ各社にも影響し、ローソンやファミリーマートの既存店売上高は6~9月で前年同期の数字を割り込んだ。そんな中、唯一プラスを保っているコンビニがセブンイレブン。総店舗数が多いだけでなく、逆風下でも伸びる“勝ち馬”に乗りたいというメーカー側の思惑も垣間見える。

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授