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「我々はH&Mと同じではありません」

伊ベネトンのアレッサンドロ・ベネトン会長に聞く

2012年11月14日(水)

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 衣料品を短期間で製造し、安く消費者に提供するファストファッション。中でも「ZARA(ザラ)」など8ブランドを展開するスペインのインディテックスは世界85カ国に5693店舗をもつトップ企業だ。同社や、スウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)の年間売上高は1兆3000億円近くに上る。ファッション業界を代表する一大業態が、ファストファッションなのだ。

 だが「安く」「速い」ファストファッションが脚光を集める一方で、元祖SPA(製造小売業)として知られたいくつものブランドが苦境に立っている。イタリアのベネトン・グループもその1つだ。同社はブランドの建て直しを図るため今春に上場を廃止。創業者の息子であるアレッサンドロ・ベネトン氏を会長に迎え、ブランドの再建を始めている。勢力を伸ばすファストファッションといかに戦うのか。同氏に聞いた。(聞き手は日野 なおみ)

(日経ビジネス11月5日号「ファストファッション」も併せてお読みください)

今春、ベネトン・グループでは上場を廃止し、アレッサンドロ氏を会長に迎えて立て直しを図っています。今、この時期に再建をしようとした狙いは。

アレッサンドロ:なぜ今かと言うと、今こそやらなくてはならないからです。

 まずは私の経歴を簡単に説明させてください。おそらく、普通のファッション企業のオーナーとは違う、少し変わったバックグラウンドを持っていますから。

ベネトン・グループ会長のアレッサンドロ・ベネトン氏。1964年生まれで、ベネトン創業者であるルチアーノ・ベネトンの息子。英ロンドンのゴールドマン・サックスのグローバル・ファイナンス部に在籍し、M&Aおよび株式提供部門でアナリストとして勤務。その後、1991年に米ハーバード大学にてMBAを取得。1989~99年、ベネトン・フォーミュラの会長を務めた経験もある
(写真:山本琢磨)

 私は社会人になってまず、ゴールドマン・サックスに就職をしました。その後、米ハーバード大学でMBAを取得し、イタリアで初めてのプライベート・エクイティ・ファンドを設立しました。ベネトン・グループの創業者であるルチアーノ・ベネトンは私の父です。そのためイタリアに戻った時、家族はベネトン・グループ内でスポーツ関連のビジネスに携わって欲しいと言われました。けれども私は、ハーバード大学でマイケル・ポーターに学んだビジョンを体現してみたかった。そこで家族を説得して、独立する許しを得ました。

 最初はイタリアの中堅企業向けの投資事業を展開することからスタートしました。事業は順調に成長して、現在、私の立ち上げた投資ファンドの運用資産総額は13億ユーロ(1300億円)にも達します。事業は成功していた。

 ただある時、再び家族からこう乞われたんです。「あなたが成功しているそのビジネスの知識を、ベネトン・グループのために生かしてくれ」、と。そこで4年ほど前からベネトン・グループの経営に携わり、今年4月に会長に就任しました。まさか私がこういうビジネスをするとは想像もしていませんでした。

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「「我々はH&Mと同じではありません」」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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