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米国で急増する「成長請負人」

2012年11月30日(金)

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米国でにわかに注目を集めるグロースハッカー。IT(情報技術)などの能力を駆使し、成長を請け負う新職種だ。日本では裁量権の委譲が活躍の必須条件になる。

 11月7日、民主党バラク・オバマ大統領の勝利宣言で幕を閉じた米大統領選。議会選を含めて各候補が集めた政治資金は60億ドル(約4800億円)と過去最高額を記録したことに注目が集まったが、共和党ミット・ロムニー候補陣営で個人献金を集め、人知れず大活躍した24歳の人物がいる。彼の名はアーロン・ジン氏。笑顔にまだ幼さが残る彼は、凄腕の「グロースハッカー」と呼ばれる。

 グロースハッカーは直訳すれば、成長に関わるハッカー。ハッカーは日本では重要データの搾取や破壊工作といった負のイメージが強いが、もともとはネット、IT(情報技術)などに対する卓越した能力を武器に課題を乗り越える人を指す言葉だ。

 企業が成長する要因は、顧客数の拡大や売り上げの増大など様々。グロースハッカーは企業が直面する成長課題に対して、ネットをはじめ、あらゆる手段を講じて対策を練り、行動に移す。しかも、その速度は恐ろしいほど速い。

 「データ分析、仮説、実行、検証を数時間単位で繰り返す。ウェブサイトを日に何度も作り替えることもある」とジン氏は言う。グロースハッカーはプログラミング技術に加え、マーケティングの知識も兼ね備えるケースが多い。フェイスブック、ツイッターといった世界的なウェブサービスで、今なおグロースハッカーが活躍する。

 大統領選挙でのジン氏のミッションは個人献金を集めることと、ロムニー候補に対する支持者の関与度の向上。ウェブサイトやメール、ソーシャルメディアなど様々な支持者との接点でデータ分析を基に改良を重ね、1億8000万ドル(約140億円)の献金を集めた。

 大量の予算を投下する大統領選はマーケティングのショーケースと言われることが多い。今回の大統領選挙でグロースハッカーが果たした役割を考えると今後、活躍の場は広がりそうだ。日本向けにグロースハッカーの動向を伝える情報サイト「GrowthHacker.jp」を運営する高橋雄介氏は「米国ではグロースハッカーの求人が急増している」と語る。

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「米国で急増する「成長請負人」」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長