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「なんか飽きた」と言わせない魅力はどう作る

ファンは“心意気”を買う

2012年12月14日(金)

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問い:魅力のある商品を、と、いつも考えていますが漠然としていてなかなかいい案が出ません。だいたい、魅力、ってなんなのでしょう。(30代男性)

 遙から

 仕事柄か、“魅力とは何か”を考える機会がよくある。市場というものを考える場合、ヒトかモノかの違いがあるだけのことで、そこに“魅力”があるから客は手を出してくれる。魅力があるとされる人間がダイレクトに商品化し、消費されていく芸能界という現場を観察していて、最近ちょっとした発見をしている。

容姿や芸事はツールにすぎない

 宝塚歌劇をよく見に行く。容姿端麗、スタイル抜群、歌唱力、踊りの身体能力の高さ、それら非の打ちどころのない人物は、スターという頂点に立つ。それだけでもすごいことだが問題はそこからだ。

 スターになるまでは“芸を磨く”という修練を積んでいくことが努力になる。だが、スターになった後は?いったい何を努力すれば“魅力”という不可価値を上げられるだろう。

 ダンスをもっとうまく、歌をもっと上手に、ということで客を魅了できるだろうか。

 私はそこにノーを言いたい。

 もっとすごい歌唱力をと期待するならオペラがある。あるいは天童よしみがいる。もっと見事なダンスをというならバレエがある。熊川哲也がいる。

 人はそこに“魅力”を見にきている、ということを考慮したら、容姿や芸事はその魅力を引き出すためのいわばツールにすぎない。

 ツールと魅力は別物なのだ。

 あるスターの舞台を観た時のことだ。ご婦人が言った。

 「なんか、飽きてきたわ」

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「「なんか飽きた」と言わせない魅力はどう作る」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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