• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

シャープ、「救いの手」の代償

2012年12月20日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

米クアルコムがシャープに最大約99億円の出資を決めた。ただ、資金の大半は実質的にはクアルコムの研究開発費。シャープの中核技術の行方が注目される。

 「非常に驚いている。半導体の安定供給にどのような影響が出るのか、経営陣も注目している」

 12月4日、シャープと米半導体大手クアルコムがモバイル端末用の新型ディスプレーの共同開発で合意したことに、韓国サムスン電子関係者は驚きの色を隠さない。

シャープの中核技術「IGZO」はディスプレーの高精細化などに利用される

 クアルコムはスマートフォン(高機能携帯電話)向けの半導体で圧倒的シェアを握る。スマホ端末や基幹部品のディスプレーを手がけるシャープとの提携は、クアルコムから大量の半導体を調達するスマホメーカーに意外感をもって受け止められた。

 ただ、当のクアルコムにとっては、経営危機にあるシャープとの技術協力は「渡りに船」の面がある。

 「モバイル端末の電力の大半はディスプレーが消費する。この問題に対しては、液晶も有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)も力不足。我々が開発中の新技術が有力な候補になる」――。11月初めに開かれた薄型パネルの展示会で、クアルコムジャパンの山田純特別顧問はこう強調した。

 クアルコムは昨年、「デジタル・マイクロ・シャッター(DMS)」と名づけた新方式のディスプレーを手がける新興企業の米ピクストロニクスを買収。微小なシャッターを高速で開閉することで消費電力を低減するディスプレーの開発を進めてきた。

 クアルコムは製品開発に当たり、自前での工場投資はしない基本方針を貫いている。DMSを使うディスプレーを商用化するにしても、「実際のモノ作りはメーカーに委託し、ライセンス収入などで稼ぐモデルを採用する」(クアルコムジャパン)。

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「シャープ、「救いの手」の代償」の著者

田中 深一郎

田中 深一郎(たなか・しんいちろう)

日経ビジネス記者

日経新聞科学技術部、証券部を経て、2012年4月より日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

店長や売り場主任などの管理職は、パートを含む社員の声を吸い上げて戦略を立てることが重要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長