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ヤフーが仕掛ける“大商談会”の真意

川邊健太郎ヤフー 副社長COOに聞く

2013年1月11日(金)

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 2012年4月に経営体制を刷新したインターネット大手ヤフー。「201×年までに営業利益2倍」という目標を掲げ、矢継ぎ早に社内改革を進めている。カルチュア・コンビニエンス・クラブ、アスクル、ローソン、グリーなど大手企業と次々に提携、その傍らでサイバーエージェントから金融子会社を買収するなど、M&A(買収・合併)にも意欲的だ。

 そのヤフーが2月に、新たな取り組みを開始する。その名も「Yahoo! Japan提携・出資説明会 2013春」。ヤフーの事業連携に興味を持つ企業を集め、経営幹部と直接接点を持つ機会を設ける。いわば、流通業で言う「大商談会」。企業規模、業種、国籍は不問だが、狙いは従来接点を持ち得なかったベンチャー企業との交流にある。その戦略を、同社の川邊健太郎 副社長COO(最高執行責任者)に聞いた。(聞き手は蛯谷 敏=日経ビジネス)

2月に開催するイベントの概要を教えてください。

川邊:ヤフーと何らかのビジネスができないかと検討されている企業をご招待して、僕らの戦略やどんなことができるかを相談いただける場を開催したいと思っています。

 「Yahoo! JAPAN 出資・提携説明会」というベタな名前ですが、宮坂(学・ヤフーCEO=最高経営責任者)や僕、その他主要サービス部門の責任者を総動員して、新しいビジネスの芽を発掘したいと考えています。ただ、セミナールームのスペースの関係で、対象は75社(150人)ほどしかお呼びできないのですが、業種や規模を問わず、幅広く門戸を開きたいと思っています。

再びベンチャー精神を取り戻す

そもそも、なぜこんな企画を考えたのですか?

川邊健太郎(かわべ・けんたろう)氏
1974年10月生まれ。98年青山学院大学法学部卒。在学中にベンチャー企業の電脳隊を設立、99年に代表取締役。99年にPIMを設立し、2000年にヤフーと電脳隊、PIMの合併に伴い、Yahoo!モバイル担当プロデューサーに。2006年2月「Yahoo!みんなの政治」を立ち上げ、責任者となる07年メディア事業部に異動、09年5月にGyaO社長に就任。12年4月から最高執行責任者(COO)執行役員兼メディア事業統括本部長。(写真:的野 弘路、以下同)

川邊:昨年の4月に経営陣が新体制に変わったのですが、その時に「もう一度ベンチャー精神を取り戻そう」ということを経営幹部全員で確認したんですね。ヤフーも、創業から15年以上が経ち、社員がグループで5000人規模に拡大したことによって、当初の風土が薄れてしまっていました。

 ネット業界は今まさに、パソコンからスマートデバイスへと土俵が移り変わりつつあります。いわば、新しい勝負の機会がまた巡ってきたわけで、ここで再び創業当初の攻めの姿勢を取り戻さなければならない。そんな議論を幹部で繰り返しながら、まず「201×年までに営業利益2倍」という大目標を掲げることにしました。かなり挑戦的ですが、目標は大きい方がいい。それに向かって、社内のベクトルを合わせて、突き進むべく、この9カ月間やってきました。

 では、利益2倍の目標を実際に達成するためには、どうしたらいいかということで、いくつかの戦略を掲げました。その1つに「オンリーワン」というのがあります。僕らが今現在展開しているサービスで、同業他社を圧倒するサービスに、できるだけリソースを集中していこうという考えです。例えば、オークションなんかがここに入ります。

なるほど。

川邊:一方で、僕らのサービスでも、なかなか他社に勝てないサービスもあるわけです。そこで、他社のオンリーワンのサービスであれば、ビジネス上の帳尻をつけた上で、どんどんヤフーからリンクしていこうとなったんです。クックパッドや食べログ、カカオトークなどがそれに当たります。

 ヤフー本体ではそういう形で外部企業との提携を進めてきたのですが、もう1つ抜けていたのが、既存のビジネスの範疇に入らないような企業との連携でした。

それは例えば、ベンチャー企業だったりするわけですか。

川邊:ベンチャー企業については、昨年、YJキャピタルという投資ファンドを立ち上げて、潜在的に成長の可能性のあるベンチャーに出資してきました。ただ、いかんせん、この手の話しは、どうしても属人的なつながりでしか話しが持ち込まれないんです。

 というより、そもそもヤフー本体に、外部企業との連携窓口というのがなかったんですね。「ヤフーと何かビジネスしたいな」とせっかく思っていただいても、どこに話していいか、分からなかったわけです。

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「ヤフーが仕掛ける“大商談会”の真意」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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