• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

セブン、店頭試食でPB拡販

2013年2月15日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

セブン&アイ・ホールディングスは高付加価値PBを強化する。コンビニ店頭で試食販売をするなど、来店客への浸透に注力。店員の数やスペースが限られる中、「高品質」を訴求している。

 「ただいま店内にて、試食販売を行っております。お1ついかがですか」

 2月1日、金曜日の夕方。東京・麹町の「セブンイレブン」店内に、アルバイト店員の声が響く。小分けにしたハンバーグをいくつも載せたトレーを手に持ち、店内を回る客に次々と声をかけて試食を促す。

 勧められた客らはほぼ一様に、コンビニエンスストアの店内で声をかけられたことに驚いた表情を浮かべる。手を振って遠慮する客の方が、トレーに手を伸ばす客よりも幾分多い。

試食した男性は、買い物かごの中にその商品を1つ加えた(写真:陶山 勉)

 この日、試食トレーに載っていたのは、セブン&アイ・ホールディングスの高価格帯PB(プライベートブランド=自主企画)「セブンゴールド」の「金のハンバーグステーキ」だ。価格は170g入りで258円。通常価格帯のPB「セブンプレミアム」の「デミグラスソースハンバーグ」(100g入りで118円)と比べると2倍以上も高いが、同店の店長は「今はゴールドを重点的に販売しようとしている」と話す。

 実際に試食した52歳の女性会社員は「思っていたよりもおいしかった。普段は自炊をしているので、コンビニでこういう出来合いの総菜はあまり買わないが、今度買ってみようかと思う」と満足げな表情だ。

商品価値の伝達に腐心

 セブン&アイは、セブンゴールドの売上高を2014年2月期に300億~400億円に引き上げる目標を掲げている。2013年2月期の計画に比べると、実に3倍以上の水準だ。品目数も現在の5倍近い50程度に増やす計画で、3月にはハムやウインナーなどをそれぞれ300円前後で投入する。セブン-イレブン・ジャパンの鎌田靖取締役は「質を第一に考えて作っており、商品の開発部隊には、初めは生産数量が限られても構わないと言っている」と高価格帯PBに対する意気込みを語る。

 もっとも、いくら品質の高い商品を作ったとしても、それが消費者に伝わらなければ意味がない。「コンビニで試食」という見慣れない取り組みは、価値伝達のための切り札だ。セブンはこれまでも、新商品の弁当などが出ると一部の店で試食販売を行ってきた。近年は、加盟店のオーナーらが集まるFC(フランチャイズチェーン)会議で、試食実施店舗での効果をより強くアナウンスするなど、取り組みの横展開に腐心している。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「セブン、店頭試食でPB拡販」の著者

中川 雅之

中川 雅之(なかがわ・まさゆき)

日本経済新聞記者

2006年日本経済新聞社に入社。「消費産業部」で流通・サービス業の取材に携わる。12年から日経BPの日経ビジネス編集部に出向。15年4月から日本経済新聞企業報道部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

本音と建前が違うことが問題の温床になっている。

川野 幸夫 ヤオコー会長