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円安でも素材空洞化は止まらず

住化、エチレン国内生産休止

2013年2月25日(月)

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円安が進んでいるにもかかわらず、住友化学がエチレンの国内生産を休止する。長引いた円高下で設備の更新や人材育成が遅れ、競争力が予想以上に低下した。円高の傷痕は深く、日本のモノ作り復活へ、「アベノミクス」の課題は多い。

 「一抹の寂しさはあるが、千葉工場のエチレン設備は操業が1970年と非常に古い」。住友化学の十倉雅和社長は2月12日に開いた中期経営計画の説明会などで、老朽化により競争力を失ったことが休止の理由だと述べた。

 住友化学にとって国内唯一の自社エチレン設備を、定期修理の時期を迎える2015年までに休止する。今後は丸善石油化学との共同出資会社「京葉エチレン」からの調達を増やし、化学品生産のサプライチェーンは維持する。

 エチレンはポリエチレンや塩化ビニール、ポリエステルなど幅広い化学品のもととなる重要な基礎原料だ。化学大手の国内生産能力は合計で年720万トンほど。これに対し、内需は年500万トン台にとどまる。長く続いた円高により輸出が落ち込み、化学大手はプラントの稼働率低迷に苦しんできた。

 住友化学は人員削減をしない方針にもかかわらず、「一部の川下製品のリストラと合わせ、合理化効果は年100億円」と言う。これだけの規模の採算改善を見込むのは、エチレン設備の収支がいかに悪かったかを示す。

住友化学は千葉工場で稼働するエチレン設備を休止。国内での自社生産から撤退する

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「円安でも素材空洞化は止まらず」の著者

張 勇祥

張 勇祥(ちょう・ゆうしょう)

日経ビジネス記者

2012年から日経ビジネスの記者。転々と部署を異動してきた器用貧乏。それでも、何とか中国経済はモノにしたいと願う中年記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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