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花粉商戦、中国リスクも拍車

2013年3月1日(金)

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今年は花粉飛散が増えるとの予測を受け、対策商品の販売が上向いている。中国の大気汚染が日本に悪影響を及ぼす懸念も、商戦に拍車をかける。メガネや空気清浄機の性能向上や医療用薬品の大衆薬化も追い風になりそうだ。

販売好調な花粉対策メガネを手にするジェイアイエヌの田中仁社長(写真:陶山 勉)

 「今年は花粉カットメガネが、昨年の5倍のペースで売れている」

 「JINS」ブランドでメガネを販売するジェイアイエヌの田中仁社長は笑顔で語る。同社では昨年、視力に悪影響を与えるとされるパソコン画面の青色光をカットするPCメガネが大ヒット。1月中旬に、2013年8月期のメガネ全体の販売予測(視力矯正用を含む)を100万本引き上げて600万本にしたばかりだ。1月下旬に品ぞろえを一新した花粉カットメガネの売り上げも大幅に伸びており、“2匹目のドジョウ”を狙う。

 性能とデザインを向上させたことが人気の理由だ。メガネの鼻を支えるパッドと耳にかける部分が調節でき、顔にぴったりフィットして、花粉の侵入を最大93%カットできる設計を新たに採用。従来のスキーのゴーグルに似たデザインから、一般的なメガネに近い形状に変えてファッション性も高めた。度なしタイプで3990円と価格が手頃な点も支持されているようだ。

 今年新たに投入した子供用の花粉カットメガネの販売も好調。「花粉の時期になると目のかゆみに悩む小学生の娘のために購入した」。2月上旬に花粉カットメガネを買った東京都港区に住む38歳の主婦は話す。ビジョンメガネ(神戸市)なども同様の機能を持つ花粉防止メガネを発売しており、市場拡大は加速している。

「PM2.5」対策をうたう商品も

 今年は花粉の飛散が昨年と比べて大幅に増えるとの予測が、商戦を盛り上げている。東京都によると今春のスギやヒノキの花粉の飛散は、昨春の5~6倍に達する見通し。日本気象協会によると、北海道から東北、東海などを中心に、全国的にも昨年より花粉の飛散が多くなると予想される地域が目立っている。

 今年の商戦では、別の要因も販売を押し上げているようだ。中国に深刻な大気汚染をもたらしている有害な微小粒子状物質「PM2.5」。ディーゼル車の排ガスや工場の煙などに含まれる直径2.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の微小物質が日本各地に飛来している。国の環境基準を超過するケースが相次ぎ、環境省は高濃度の場合に外出を控えるなどの指針の策定に動いている。

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「花粉商戦、中国リスクも拍車」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス記者

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

中川 雅之

中川 雅之(なかがわ・まさゆき)

日本経済新聞記者

2006年日本経済新聞社に入社。「消費産業部」で流通・サービス業の取材に携わる。12年から日経BPの日経ビジネス編集部に出向。15年4月から日本経済新聞企業報道部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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