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「誰もオマエの問題を救済してはくれない」

それでも本気で救世主を探すしかない

2013年3月8日(金)

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 ご相談

 仕事で問題にぶつかるたび、恋人に相談すると「辞めれば」と簡単に言います。家族だと心配かけるし、内部の人には支障があるし、外部の人には理解できないし。誰に相談すべきでしょう。(30代女性)

 遙から

 私は昔から、いわゆる行政が提供する弱者救済の受付窓口というものを信用していない。貧困、DV、虐待、ストーカー、人権侵害、等々。

 それらがベースにあったうえでの悲劇的事件の報道を見ても、私は驚かない。

 重責に苦悶する表情ではなく、“役割はこなした”風の責任回避型オロオロ記者会見も驚かない。

それは解決できない悩みです

 大昔の話だが、恋愛と仕事との間に引き裂かれ、自身の破たんを察知した私は女性センターに駆け込み、カウンセラーに決死の思いで相談したことがある。

 回答は「男を替えればいい」だった。

 その頃まだ女性学を学ぶ前だったが、素人の私にでも「ちがーう!」と、問題はそこにあるのではない、もっと深淵にある、何かこうもっと違う分析軸が必要だと、気づいていた。

 結果、ホンマモンのフェミニズムカウンセラーや、ホンマモンの女性センターや、学者たちとの出会いにより、その後、数年がかりで社会が抱える問題がようやく見え出したというわけだ。そのレベルは一人の女性の“頑張り”くらいでは太刀打ちできない、と理解できた。

 だから今、「遙なるコンシェルジュ」で仮に似た悩み相談を受けたら、私の回答はこうだ。

 「それは解決できない悩みです。解決できないとわかって、さ、どうする?」

「遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」」のバックナンバー

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「「誰もオマエの問題を救済してはくれない」」の著者

遙 洋子

遙 洋子(はるか・ようこ)

タレント・エッセイスト

関西を中心にタレント活動を行う。東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』を執筆。これを機に、女性の視点で社会を読み解く記事執筆、講演などを行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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