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VW、世界トップへ3つの戦略

2013年3月27日(水)

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世界首位を目指す独フォルクスワーゲンの戦略が、具現化してきた。キーワードは、「新興国」「モジュール」「イタリアンデザイン」の3つだ。トヨタ自動車が復調し、韓国勢が追い上げる中、投資の手を緩めない。

 独フォルクスワーゲン(VW)グループが、強気の拡大路線をひた走っている。同社は2018年までに販売台数で世界首位を目指している。その目標達成に向けた具体的な戦略が見えてきた。中国をはじめとする「新興国シフト」、新車「ゴルフ7」を軸にした「モジュール化の推進」、そしてデザインの「イタリア化」の3つである。

中国生産で400万台体制へ

強気のフォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコーン社長(写真:永川 智子)

 まず、1つ目の「新興国シフト」。3月14日に独ヴォルフスブルクの本社で開かれた2012年決算会見で、マルティン・ヴィンターコーン社長は「我々の強さのルーツはドイツ、そして欧州にある。だが、VWの未来は中国、ロシア、インド、米州、そして東南アジアにかかっている」と強調した。

 VWグループの2012年の販売台数は前年比12.2%増の928万台だったが、連結営業利益は同2.1%増の115億ユーロ(約1兆4000億円)にとどまり、営業利益率は2011年の7.1%から6%に低下、2018年目標の8%から後退した。

 利益率悪化の一因は欧州市場の低迷だ。「債務危機は終わっておらず、欧州市場の低迷は当面続く」(ヴィンターコーン社長)のは必至の状況で、成長の牽引役として従来以上に新興国に頼らざるを得なくなってきている。

 そのため中国で攻勢を強める。会見では、2018年までに中国での年間生産能力を現在の230万台から400万台以上に引き上げることを表明。既に中国には12工場を持つが、今年だけで新たに7工場を建設する計画だ。

 さらに、中国を含む新興国向けに、「シュコダ」「セアト」などVWグループ傘下の低価格ブランド車の投入も急ぐ。中国ではVWブランドの「サンタナ」を約8000ユーロ(約99万円)で導入済みだが、今後は6000~7000ユーロ(約74万~約86万円)の低価格車も発売する。既に各国の市場特性に合わせた30車種以上の専用車を展開しているが、今後はこうした各市場向けの専用車を一段と増やす方針だ。

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「VW、世界トップへ3つの戦略」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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