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「オバマノミクス」で米国回帰

日本の製造業

  • 伊藤 正倫

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2013年4月1日(月)

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新興国で苦戦するヤマハ発動機が、米国のレジャーボート需要に業績回復を託す。オバマ政権下の大胆な金融緩和が株高を呼び、高額消費が動き始めたからだ。新興国景気の先行きはなお不透明で、2013年度は製造業の米国依存が強まりそうだ。

 米マイアミで2月に開催された世界最大規模のレジャーボートの見本市「マイアミインターナショナルボートショー」。ヤマハ発動機の柳弘之社長は2012年12月期の決算発表を終えると、この見本市に向けて渡米した。

 ヤマハ発は前期、稼ぎ頭の2輪車事業がインドネシアなどで急減速し、連結営業利益が前の期比65%減の185億円に沈んだ。新中期経営計画が始まる今期、柳社長が新たな稼ぎ頭に据えたのがマリン事業だ。今期の営業利益500億円の半分近くを稼ぐ計画だ。

操作性高め、大型船外機を売る

ヤマハ発動機はジョイスティックと呼ぶレバー(写真上)で簡単に大型レジャーボートを操縦できるシステムを投入。米国で、より大型のボートへの買い替えを促す

 2輪車に隠れがちだが、ヤマハ発はレジャーボートなどに載せる船外機で約4割の世界シェアを誇るなど、マリン事業も強い。最大市場の米国で景気回復が続き、1000万円以上する大型レジャーボートの販売も好調なことから、米国の高額消費に復活を託した。

 ヤマハ発は船舶制御システム「ヘルム・マスター」をボートショーの目玉に据えた。複数の船外機を載せる全長10m前後の大型ボートが対象で、各船外機の出力やプロペラの向きなどを電子制御。着岸時の横移動など難しい操作をレバー1本でできるようにした。ボートは一般的に大きいほど操作が難しいが、このシステムがあれば間口は一気に広くなる。ボートショーでの反響は大きく、「ヘルム・マスターの今年の受注計画を当初の2倍に引き上げた」(木村隆昭専務)。より大型のボートへの買い替えを促し、高単価で利益率の高い大型船外機を売る狙いだ。

 米国の景気復活に期待するのはヤマハ発だけではない。2013年3月期に5期ぶりの最終黒字を達成したと見られるマツダも、その1社だ。

 同社の最高額車種であるSUV(多目的スポーツ車)「CX-9」の改良車を全世界に先駆けて昨年11月に北米で投入した。価格は3万~3万5000ドルと高めだが、斬新なデザインと前方衝突回避などの安全技術が評価され、販売は好調。今年1月には主力SUV「CX-5」で排気量2500ccの上位車種も発売。高額車種の比率を高めて利益を伸ばす。

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